社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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8月4日(金)現地からの報告です。
トップリーダー研修4日目が終了しました。
昨日の夜の反省会では,これまでの活動や自身について振り返り,改善点やその改善方法について話し合いました。「なんとなく英語でのやり取りを理解した気でいるのではないか,現地での様々な取り組みを経験した気でいるのではないか」という振り返りに対して頷いている人が多く見られました。アメリカに来ているということを最大限生かすためにはどのようにしていくべきであるのか意見交流をし,それぞれが心に秘めていた自身に対する反省点を言語化することで明日からの目標を明確にしました。
これらの反省点を踏まえた上で,4日目を迎え,3回目の授業にのぞみました。現地の方と英語で議論をする中で,躊躇することなく,積極的に分からない点に対して質問をする姿が見られました。分からないことを分からないと伝えるには少しの勇気が必要ですが,その勇気を持って一歩前に踏み出した生徒たちには,より多くの学びが待っていることでしょう。本日のセッションでは「リーダーの見本になるような人はどんな人か」身近な例を挙げて考えました。これまで,リーダーシップとはなにか,どのような特徴を持っているのかを中心に話し合いを進めてきましたが,それらの抽象的な内容を具体化することで理解が深まったのではないかと思います。また昨日までと同じく,思考の仕方,議論の仕方,物事の考え方,捉え方を身近な話題を題材に学びました。これらの方法を身につけ,今後の活動に是非とも生かしてほしいと思います。生徒たちの真剣な眼差しがとても印象的なlessonでした。
昼食後は,Public Marketに赴き,TAZA chocolateでWorkshopを行いました。独自のTAZA direct tradeに関する説明や,それとFair Tradeとの違い,商品品質と労働環境両方に重きを置いたチョコレート工場のあり方を推し進めるpioneerとしてどのような取り組みをされているのか学びました。TAZA chocolateが大切にされていることとして,取り組み内容を年に一度レポートにまとめ,情報を開示し,透明性を担保するということや,提携している生産者とface to faceの繋がりを大切にすることなどがありました。このような取り組みの根幹にある目的は何か考える中で,企業を経営していく上で必要なことは何か考えることができたのではないかと思います。説明を聞いた後,質疑応答の時間があり,生徒がプレゼンテーターに積極的に質問をする姿を見ることができました。最後には,チョコレートを思い思いに作り,お土産として持って帰りました。
その後,本日2つ目のWorkshopを行いました。CareerについてゲストスピーカーのYULIA DENISYUKさんからお話をいただきました。Careerとは何か,人はいくつのCareerを一生に持つのか,2027年までにしたいことはなにか,自分の将来に対する両親からの期待,両親のCareer等についてディスカッションを行いました。これらを通して,自分自身を見つめ直し,自分のCareerについて考えることで,落ち着いて将来について思いを馳せることができていたようです。生徒たちの表情からは活力が感じられ,大変充実した時間を過ごすことができたようですYULIAさんにとってCareerとは
Career is a profession we pursue for a significant amount of time in our life.
1日の終わりに,最後の授業のスピーチのお題が発表されました。
Leader is " ( )".
( )内を比喩表現を用いてそれぞれ考え,自分の言葉で発表します。今回の研修の集大成とも言えるスピーチはどのようなものになるのかとても楽しみです。