社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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※現地からの報告です。
第4日目
8月5日(水)
本日はこの研修の折り返しでもあるため,全員で朝食をとりミーティングです。
昨日の反省から,各自今日の個人目標と全体目標の意見交換をしました。「わからないことはわからないとはっきり言うべき」「間違いを指摘しあいたい」「もっと議論がしたい」「きれいな文章を組み立てることを考えるよりまず発言したい」等,思いを共有しました。
それを受けてのモーニングセッションは,西京生の積極性がさらに高まったように感じました。授業は「リーダーに必要な資質」について話し合うことから始まりました。日を追うごとに与えられる課題や英語のレベルが少しずつ上がっていますが,授業での発話回数はどんどん増えています。生徒の中からは,積極性,コミュニケーション力を重視するという意見があり,ペイジ先生から様々な具体例を聞きながら,理解を深めました。
その後は,「物事を分析する」ことについて話し合い,考えを深め合いました。まずは自分自身を客観的に見て,大切にしていることや持っているスキルについて互いに紹介します。できるだけ具体例を挙げながら,話し合いを進めました。その後はビデオを視聴して,「その映像は何を伝えたいのか」を分析しました。最後に先生から,「自分自身をよく知り,失敗をおそれずに少しでも向上をしていくことに意味がある」と激励を込めた言葉をいただきました。
午後からは,UCバークレーとはライバル関係にある全米屈指の私立大学,「スタンフォード大学」を訪問しました。スタンフォードの学生とキャンパスツアーに出かけ大学の一部を見学しました。生徒たちは世界で2番目に広く美しいキャンパスを目の当たりにして,圧倒されていました。
今日は西京生からの質問も活発で,大学の学費や設置者のこと,または案内してくださった学生のことについてなど,様々な会話が飛び交いました。
イブニングセッションの始めは,「尊敬する人物」についてです。ルーズベルト大統領やスティーブ・ジョブズをはじめ,その他海外では知られていない人物や家族について発表する西京生に大学生も興味深く聞き入っていました。次に,「Leadership,Teamwork,Success」についての議論です。あるケースを想定して,各グループでリーダーに必要なことについて議論をします。その人物は何ができたか,何をすべきだったか,リーダーシップを育てるためにはどうすればよいか,まだ高校生である西京生には非常に難しい議題ではあるのですが,積極的に意見交換を行い,それぞれの考えを発表しました。最後は,チームワークに必要な資質のリストをもとに自分はどれくらい満たせているのかを,プリントを読み理解することで考えました。実際に作業をやってみることで,チームワークのために話すことややり取りをすることの大切さに気づけました。全体を通して,全員でテーマについて考えるという姿勢が始終見受けられ,短期間ながら生徒たちの成長が実感されました。
4日目も,全員元気でプログラムを終えることができました。
[写真]
1枚目 朝のミーティング
2枚目 スタンフォード大学での集合写真
3枚目 イブニングセッション