社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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インドネシアコース4日目その2
2班は朝6:00に出発して、まずボゴールへ向かいました。そこからは4WDに乗り換えて天然林を目指し道無き道を。FW事前学習の時点から、2班は内藤大輔先生(国際林業研究センター/京都大学)とコンタクトを取っており、先生の取り計らいで天然林を見に行く行程となっていました。さらに、現地で調査活動をともにしている研究者Moriaさん(国際林業研究センター)も同行してくださいました。一行は、その天然林があるGunung Halimun Salak National Park(グヌンハリムン・サラック国立公園)を目指します。山を登ること3時間、Kabandungan(カバンドゥンガン)に公園事務局に到着。こちらで入場料を支払い更に山奥に進みます。さらに道は険しくなり、舗装されていない道を2時間進みます。およそ標高1,000-1,100mの位置にCikaniki Research Centerがあります。ここは、JICAが長期に渡ってプロジェクトを実施していた場所ですが、現在は国立公園が管理運営をしています。
内藤先生から、日本の高校生がCikaniki Reserch Centerに来るという情報を受け、なんと京都大学霊長類研究所とボゴール農科大学のテナガザル研究者の方々が自らのキャンプから駆けつけてくれました。2班は両氏より、ご自身の現在の研究(テナガザルの生態調査)や天然林についてのお話を聞き、その後ともに天然林内部の探索を行います。雨の中でしたが、日本では見ることのできないほどの背の高い木々やキャノピーウォークウェイを使って森林を地上20mから眺めるなど、貴重な体験をすることができました。本校で行なっているFWの枠を遥かに超えた1日FWとなりました。
ボゴールからジャカルタまでは渋滞を懸念し、ローカルな電車に乗りました。電車内部ではなぜか既視感が。そう、日本の電車を再利用した車両だったのです。車内広告、路線図は取り替えられているもの、それ以外はそのまま残されており、所々日本語表記も見受けられました。
生徒たちはコース決定当初から希望していたFWを実際に果たすことができ、大変よろこんでいました。将来のキャリアにさえ影響を及ぼす可能性のある体験をすることができました。丸1日の行程も段取りをしてくださった内藤先生、そしてMoriaさん、何から何まで大変お世話になりました。ありがとうございました!2班の皆さん、FWレポート期待していますよ!
[写真4]天然林にて1
[写真5]天然林にて2
[写真6]内藤先生と地元の方々と