社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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4月10日(月)9時30分から,7階京一商西京メモリアルホールにて,西京高校エンタープライジング科平成30年度入学式が挙行され,本校附属中学校および府下の各中学校から合計285名の新入生が,晴れて「エンタープライジング科第16期生」としての歩みを始めました。
竹田校長は式辞の中で,
「エンタープライズシップとは,変化の激しい現代社会において,常に新しいものを追い求める「進取の気性」,あえて困難な事にでも立ち向かおうとする「敢為の気概」,誰のものでもない,自分独自のものを創造していこうとする「独創心」,この三つを総称するものであります。我々は,このエンタープライズシップをエンプラ魂と呼び換え,常にチャレンジブルな行動をとることを心がけています。」
「本校は,国際的に活躍できる人材を育成する,日本を代表する高等学校として,文部科学省から『スーパーグローバルハイスクール』に指定され,質の高いカリキュラムの開発・実践,そしてその体制整備を進めています。また,学術顧問として,ノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生,本日この後御講演も賜ります島津製作所相談役の服部重彦様をお迎えし,まさしく本校がめざす“社会で活躍・貢献できる社会人力を有した生徒”の育成を図る環境が強固なものになっているところです。新入生の皆さんは,この進化しつつある西京高校エンタープライジング科の第16期生として入学され,輝かしい本校の歴史に新たなる1ページを刻んでいくこととなります。」
「そこで皆さんにお聞きします。『決意』,いえ『覚悟』はできていますか。自ら選んだ道としての高校生活は,自らの意思で,自らと自らの将来のために行うものであり,ここで学ぶことを選択し許可された皆さん自身が,主体的に行動力を持って行うものです。もちろん学校は,皆さんそれぞれの将来の夢の実現のためにさまざまな道筋を示し,課題や方法を提示し,時には超えるべき壁となって,行く手を阻むことがあるかもしれません。しかし,どんな堅固な壁であっても,皆さん自身がその課題に果敢に挑み,何度跳ね返されても突破するまで挑戦し続けることで,皆さんがさらに大きく成長していくことを願って,学校はあえて『試練の壁』となっているのだ,ということを,十分理解しておいて下さい。」
「皆さんの学び方はどうあるべきなのでしょうか?それは日常的に当たり前だと思っていることを批判的に捉え「問題化」し思考できる能力を育成すると共に,多様なパートナーと積極的な「対話」を行うことによって自らが変容できる指導をさらに推進する。疑問を持ち,自分で調べ,考え,更に新しい問いをもつ。従来受験で求められてきた素早く正答する受験勉強とは違った思考を西京では求めます。それが皆さんが21世紀を生き抜いていくための大きな力となると思います。」
「皆さんは中学時代,日本の社会や学校の中で一生懸命学んできたと思います。その日本を世界の中で相対化しその上で日本ならではの視点をどう生かしていくのか。それを考えてほしい。グローバル化の流れは止まりません。その中で世界全体をより良い形に発展させていくためには世界の多様な知恵を組み合わせることが大切です。この様な21世紀だからこそ,本校の特色である『実践的英語運用能力』・『情報活用能力』を向上させることはもちろん,形式的・表面的なコミュニケーションではなくて,考えの違い,文化,民族,宗教の違いをお互いに理解・尊重することによって,『視野の広さ』『多面的な視点』を持つことが重要であり,常に『自らの視点』とは『異なる視点』に身を置き換えて思考することによって,自らを成長させていって欲しいと思います。」と述べられました。(以上は式辞の中から抜粋しました。)
PTA稲波文雄会長は祝辞で,「主体的な学びが大切です。夢を描いて計画を立てて,1日1日をいかに充実させるかを考えてください。」「皆さんにはさまざまな未来を作り出す可能性がたくさんあります。今は,頑丈なものを作り上げるには,基盤となる基礎が大切です。皆さんは今その基礎をつくる時期です。努力は,決して裏切りません。努力を積み重ねてこそ勇気を持って決断できるのです。新たなことにもどんどんチャレンジして下さい。」と激励して下さいました。
新入生代表は答辞の中で,「この西京で過ごす3年間をどれだけ有意義なものにできるかは,私たち一人一人の意思にかかっています。新たなスタートに立った今,もう一度私たちは自分が何をしたいのかを確認し,悔いのない選択ができるよう全力を尽くして何事人も挑戦していきたいです。」と力強く決意を述べていました。
写真
上 学校長式辞
中左 新入生宣誓
中右 新入生答辞
下 担任 紹介