社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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8月27日(木)午後5時から,京都市総合教育センター1階の研修室にて,市教委主催の「京都市立高等学校グローバルリーダー育成研修」参加者による帰国報告会があり,本校1年生6名を含む京都市立高校7校からの参加者計30名が元気に成果発表を行いました。
まず,本校の藤原諒太さんを含む代表生徒3名が,現地での研修内容の報告を行いました。次に,参加生徒全員からそれぞれ感想を交えながら研修で得た事柄を発表しましたが,どの生徒も持ち時間を超えて,熱心に報告を行いました。それぞれ,「これまでの人生で最も自分を広げることができ,将来を明確に考えるきっかけになった。」「海外の友人がたくさんでき,視野が広がった。」「言語を異にする人とのコミュニケーションをする上で『言葉の重み』を大きく考えていたが,実際にトライしてみて,“言葉”を伝えようとするのではなく,何よりも自分の意思・伝えたいことをしっかりと持ち,その“思い”を伝えようとすることの大切さに気付くことが出来た。」「コミュニケーションとは,“相手が知りたいと思っていること”を分かりやすく伝えることだと気づいた。」「限界を適度に超えることを意識して活動した。自分がしたいと思ったことは出来るんだということがわかった。」「今回の研修から得たことをこれからの自分に活かして,新たな世界に踏み出していきたい。」など,得るところが大きかったようです。
その後の懇談では,「“違い”を一番感じたことは?」という問い掛けに対して,「イタリア人の生徒と一緒になることが多かったが,彼らはONとOFFの切り替えがはっきりしていると感じた。」「逆に日本人の“思いやり”の大切さも感じた。」等の答えがありました。また,「皆さんの報告の中で『悔しさを感じた』と言っていた人がいたが,どんな時に悔しいと思いましたか?」という質問に対しては,「日本に関する知識が,自分は広いけれども浅い。一つでもいいから深いところまで知っていたら,もっと日本のことをしっかりと紹介できたのに,と悔しく思った。」という答えがあるなど,和やかな中にも活発な意見交換の場となりました。
引率教員として生徒たちとともに過ごした先生からは,「研修を通して,このメンバーの中で,すごい化学反応が起こっている。自信をもってほしい。皆さんがこれだけの力とポテンシャルを持っているということは,一人一人が変わる・変えるという気持ちを持ち,その思いが伝わっていけば,京都を,日本を,世界を変えて行けるはず。」と,熱い激励の言葉があり,報告会は終了しました。
この研修を通して培った友情やリーダーシップの<芽>を大きく育てながら一人一人が今後ますます努力し,得たものを高校全体や社会全体に広め還元していってほしいと思います。
御尽力いただいた関係の皆様,有り難うございました!
[写真]
1枚目左上 本校からの参加生徒(1列目の手前から6人目まで)
右上 代表生徒による研修の報告
左下 本校生徒の報告の一コマ
右下 懇談の様子
2枚目 参加者全員による記念撮影