社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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7月25日(水)午後,京都大学デザインスクールの修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:石田亨教授,佐藤高史教授)の高校生向け発表会に,本校1~3年生の生徒22名が参加しました。
この科目は,招待講演,ワークショップ,高校生への発表会などといった新しい試みを多く含む情報学領域の概論科目です。この「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している大学院生が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。会場は京大吉田キャンパスで,堀川高校の生徒12名も一緒に参加しました。
今年は,「人と社会の模倣」「トレードオフの打破」「エコシステム」「フラッシュメモリ」の4つの発表ブースが用意されており,ムービーなども交えながら,大変分かりやすいポスター発表をしてくださいました【写真1~4枚目】。
ポスター発表の後には,高校生と大学院生がグループに分かれてワークショップに取り組みました。テーマは「京都の未来の交通を考えよう!」です。生徒達は大学院生と一緒に京都の交通の問題点や未来の交通のアイデアを出し合い【写真5~6枚目】,これからの情報社会についての考察を深めていきました。最後の報告は西京高校と堀川高校の代表が担当し,各グループでどのようなアイデアが出されたかや,議論の感想などを述べあっていました【写真7枚目】。
今回参加した生徒達の感想を紹介します。
「大学院生の発表は興味深く,全て面白い発表だった。情報の分野に関する興味がわきました。ディスカッションでは未来の交通について話し合ったが,良い案を私たちは思いつくことができたので良かったです。」
「今回のワークショップでは,『現状に鑑みて,京都の未来の交通は今後どうなっていくか』について考えてみましたが,たった数分,あれやこれやと話すだけでもたくさんの問題点をあげ,それらがなぜ起こっているのか(=何が根本的な問題なのか)と,どうすればその問題を根幹から改善できるか,について考えることができました。」
この「発表会」は今年度で6年目の取組となり,年々参加者が増えています。イベントの最後には,今回で3年連続参加となったリピーター(!)からのお礼の挨拶がありました【写真8枚目】。このイベントをきっかけに情報系学部に進路を決めた先輩・卒業生も多くいて,将来を考える一つの機会となれば幸いです。
京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さいまして本当にありがとうございました!
写真 上 ブースでの発表の様子【写真1~4】
ディスカッションの様子【写真5~6】
中 代表者による発表【写真7】
下 お礼のあいさつ【写真8】