社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
〒604-8437 京都市中京区西ノ京東中合町1[MAPを見る]
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金曜日の6・7限「エンタープライズII」(略称:EPII)の時間に,高校2年生は7つのゼミに分かれて課題研究を進めています。
9月11日(金)のEPIIでは,各ゼミで提出する論文とはどのような構成・分量のものかについて共通理解をまず全体で図り,次にグループごとに分かれて「文献リストの共有の続き」と,「研究テーマ決定と基礎文献選び」とを行っていました。
この時間を利用して,「ごみ問題」に興味のある17名の生徒が,「ゼミ」の枠を超えて,京都市におけるごみ処理の現状を調査するため,京都市東北部クリーンセンター(左京区静市)を訪問しました。参加した生徒は,「総合理工」「健康科学」「社会科学2」の各ゼミに所属しており,それぞれが興味を持つ分野の視点から実際の状況を体感・学習し,いろいろな疑問をぶつけてきました。
センターに到着後,職員の方から,ゴミが運ばれてから燃焼するまでの工程,排煙や燃焼温度の監視システム,発生した熱の活用等について丁寧に御説明いただきました。その中には本校エンタープライジング科第3期生(平成17年度ご入学・当時はまだ附属中学校1期生は中学2年生で,高校生は1学年5クラスでした。)の先輩がおられ,思いがけない“OB仕事場訪問”ともなり,御活躍されている姿に触れることができて一同頼もしく感じました。
施設見学が終わった後は,質疑応答の時間を設けていただき,充実した時間になりました。技術的な側面やコストに関すること,また日本以外のごみ処理の実情に関することまで,幅広く情報を提供して下さいました。
今回得ることができた情報をもとに,生徒たちはそれぞれのゼミのグループに戻り,課題研究を進めるためのテーマ設定を行うことになります。京都はもとより日本,さらに世界に目を向けた調査研究を行い,既成概念にとらわれることのない柔軟な発想のもとでの,高校生ならではの発見・提案となることを期待しています。
お忙しい中,施設見学を受け入れて下さいました京都市東北部クリーンセンター並びに京都市環境政策局適正処理施設部管理課の皆様方に厚く御礼を申し上げます。誠に有り難うございました!
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左上:京都市東北部クリーンセンター外観
右上:クレーンが,ごみをホッパ(焼却炉の入口)に投入する様子
左下:クレーンの動作を見学する生徒たち
右下:質疑応答の様子