社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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11月8日(木),3年生人権学習の一環として,「NPO法人HIVと人権・情報センター」の村上貴大先生をお招きして「多様性について~LGBTの事例から~」の講演会が行われました。
講演会は,まず,2種類のスナック菓子のうち,どちらが好きかを考えるワークからスタート。盛り上がりの中,生徒たちが自分の好みを挙手して答えると,村上先生は,「どちらのお菓子も同じくらい好き」「どちらも好きではない」など他にも答えはあるかもしれない,と多様性の考え方を紹介され,アイスブレイクとなったワークですっかり和んだ雰囲気の中,講演会がスタートしました。
村上先生は,「人はもともと同じ」という前提が「人は1人1人違う」という前提に変わってきたことに触れながら,心の性・体の性・社会的な性・恋愛対象としての性など性別も多様であることを説明し,同性愛者である自身の半生を語りました。また,セクシュアルマイノリティーに関わる差別的な言葉の存在も指摘し,その上で,「違ったところに注目するのではなく,人のアイデンティティは様々な面があることを忘れないでほしい」というメッセージを投げかけました。
本講演に先立つ事前アンケートでは,生徒から多くのメッセージが寄せられ,また質疑応答も活発に行われました。本テーマに対する関心の高さがうかがわれ,講演中もメモを取りながら聴く生徒の姿が印象的でした。