社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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本校元教員中山修一先生御生誕100年・長岡京発見60年の節目を迎え,長岡京市立中山修一記念館主催による特別展示会や,長岡京歴史散策の会主催による特別講演会が行われます。このたび情報提供をいただきましたので,同窓生の皆様にお知らせいたします。
○特別展示会
「中山修一先生の思い出」
期間:11月1日(日)~15日(日) 10:00~16:00
場所:長岡京市立中山修一記念館
○生誕100周年記念講演会
「中山修一先生と長岡京研究~幻の都の扉を開く~」
日時:11月22日(日) 13:00~17:00
(受付開始 12:30)
場所:長岡京市中央公民館3階・市民ホール
参加費:300円(資料代実費/小中高校生は無料)
○中山修一先生について
大正4年7月,現在の長岡京市で出生。京都府師範学校卒業後,小学校教員,ついで中学校教員として勤務する。昭和21年,30歳の時に京都大学文学部史学科に入学し,地理学を専攻する。卒業後,西京高校に勤務するかたわら,長岡京の研究に没頭し,昭和29年から長岡京跡の発掘調査に着手する。翌年には朝堂院中門にあたる会昌門跡を発見し,大きな反響をよぶ。その結果,昭和39年に長岡宮で初めて大極殿跡が国の史跡となり,その後の内裏跡,築地跡,朝堂院跡の遺跡保存の礎となった。
昼に長岡京の解明に専念するため,昭和40年には西京商業高校定時制に移って長岡京跡の発掘調査を精力的に行う。また,宅地開発が急激に進み,つぎつぎと失われていく地域の遺跡を守る運動の先頭にも立ち,昭和41年には「乙訓の文化遺産を守る会」を結成。副会長として古墳等の保存に取り組み,文化財保護の重要性を訴え続けた。
先生は長岡京市文化財保護審議会長をはじめ多くの審議会委員を歴任し,遺跡保存運動のほかに町づくりにも参画して,その生涯をふるさとの歴史の解明や文化財保護に捧げた。平成9年4月,81歳で死去。
京都文教短期大学名誉教授。吉川英治文化賞(昭和57年)や京都府文化賞特別功労賞(平成8年)など,受賞多数。