社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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10月17日(土)13時30分から,3年生(11期生)の保護者の皆様を対象に,第2回進路保護者説明会を7階大講義室にて行いました。御家庭と学校とで指導方針を共有して意思疎通を図るため,昨年度から,入試直前のこの時期に説明会を設定させていただいております。お忙しい中,約200組の保護者の皆様がご参加下さいました。誠にありがとうございました。
まず,村上校長からの御挨拶です。
冒頭に,「この3つはダメ!」という“3A”を,ホワイトボードを用いながら熱く説明されました。それは,「あせるな」「あわてるな」「あきらめるな」の3つです。・・・これから先,他校にいる友人を中心に,周りが「推薦で大学に合格した」「就職先が決まった」などと言い出すと,どうしてもお子さんたちは焦ったり慌てたりします。3年生は,学校の勉強が終盤になり,これからやっと伸びる時期になったところです。最後の模擬試験が終わってからでも,あと3箇月はあります。どんどん急激に成績が上がっていきます。しかし,本人は“これくらいでいいか”とつい思ってしまいそうになりがちです。そこを,保護者の皆様には,「やっぱりやめとき」と同調してしまうのではなく,「あなたが一番行きたいのはどこだった?」「もうひと頑張り!」と励まし,耐えていただきたいと思います。「自分の力を生かすために頑張り切る」という経験は,受験のみならず,この後の生き方にもつながります。秋季休業前の学年アセンブリでは,お子様に「“3C+C”,4つ目のCである“Confidence(自信)”が心を支える」と伝えて激励しました。(ちなみに,3つのCとは,「Communication」「Collaboration」「Challenge」です。)
ともすれば心が折れそうになる生徒たちを,「“まだまだ伸びるよ”“大丈夫”と,最後の最後までお子様が力を出し切るように,学校と御家庭とでともに支えていきましょう。」と呼びかけておられました。
次に,駿台予備学校京都南校校舎長の松尾卓也氏から,「親子で乗り切る大学入試」と題して,巧みな話術で場を沸かせながらの御講演をいただきました。
模擬試験の判定は“A…危ない,B…ビビれ,C…チャンス,D…大丈夫,E…行ける”と受け取り,生徒を精神的に支え試験当日まで大きく伸びることを信じて保護者自身の気持ちが折れないよう「我慢」が何よりも大事であること,2次試験は後期まで受験生本人が気持ちを折らずに受験しきるべく忍耐することが大事であること,国公立と私立との学費や研究資金の比較,生活リズムを安定させることの重要性・・・等について,丁寧にお話し下さいました。
続いて,進路指導部の久保先生から,志望校出願に関する手続き面でのスケジュールと,過去の西京生のデータをもとに,現役生は直前まで学力が伸び続ける点,全生徒が専門学科生の本校ならではの,全員一丸となった学習環境の利点について紹介させていただきました。「現役生はこれからが本番」「明日受験するわけではない!を腹に据えて,判定よりも中身をしっかりと確認して次につなげることが大切」「チャレンジする気持ちを忘れず,本当に行きたい大学に向かってやり切る」等といったポイントを御説明し,最後に西京の伝統である『オセロ現象』(本気モードになっていく生徒たちがどんどん増えていく様子をたとえたもの)で御説明を締めくくりました。
最後に,学年主任の清水先生からは,3月末までの流れについての確認がありました。
今後の模擬試験や学年末考査のこと,12月から始まる特別編成時間割実施に当たっての注意点,センター試験と自己採点・2月以降の私学及び国公立の受験のこと,そして卒業式とそれ以降のこと等,カレンダー形式で順を追って御説明していました。センター試験以降の「切り替え」の大切さや,国公立中期・後期日程に向けて心を強く持って粘り強く諦めずに取り組むことの重要性等を強調していました。
公私ともにお忙しい中たくさんの方に御来校賜り,まことにありがとうございました。生徒たちは全体的に落ち着いており,粘り強く深く学習に取り組む様子が見受けられます。残された時間はあとわずかですが,11期生の支えとなれるよう,3年担任団,進路指導部,教科担当者が一丸となって質の高い進路指導を推進していく所存です。御家庭と学校とがしっかりとタッグを組んでお子様を良い形でサポートできればと思いますので,今後ともどうぞよろしくお願いいたします。