社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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金曜日の6・7限目の「エンタープライズII」(略称:EPII)の中で,クラスの枠を取り払ったゼミ(「総合理工」「教育人間学」等,7講座)ごとの教室に分かれて取り組んでいますSGHの「課題研究」。10月23日(金)は,研究の進捗状況を確認する「ゼミ内中間報告会」を行いました。
生徒たちは,増し刷りされた各班の「研究計画書」や「テーマ設定に関するチェックリスト」「コメントシート」をそれぞれ手元に置き,それぞれの班の報告を聴きました。
各班の持ち時間は質疑応答を含めて数分です。今回は教員がタイムキーパーと進行役を務め,ゼミの担当教員やティーチングアシスタント(以下,TAと略)たちも突っ込みどころを虎視眈々とうかがいながら,報告会が進行していきました。
ゼミによっては,報告会を始める前にそれぞれの班で最終確認や作戦を練る時間をとったところもあり,生徒たちは, TAや教員にアドバイスを求めながら,少しでも完成度を高めようとしていました。
今回はスライド資料は用いず,口頭でのプレゼンを行って,「内容のみ」で勝負です。班としてのテーマ,各個人が調べる内容,今後さらに深めるべき点までしっかりと構成された報告をした班もあれば,大体の概要のみ,という班もあって,最も重要な「研究テーマの設定」で苦労している様子がよく伺えました。
と同時に,TAの方から,「そもそも」の点を突っ込まれて苦しい答えをしている班,いろいろな要素が絡み合っているテーマを質疑応答の中で解きほぐすことができ,方向性が見えた班等もあり,多くの人が協力して一歩ずつ足元を固めながらプロジェクトを進めていく醍醐味が垣間見えるひと時となりました。
質疑応答と教員やTAからの助言が終わった後,生徒たちは自分たちの報告の振り返りと,他の班の報告に対するコメントシートへの記入を行い,コメントシートについては切り離してそれぞれの班に渡し,互いに即座にフィードバックし合っていました。
第2回目の中間発表会は11月20日(金)です。役割分担に従って,それぞれが調査研究活動を進めるようにして下さい。
今年度課題研究に取り組んでいる12期生は,SGH1期生です。「忙しい日々の中で12期生メンバーとともに真摯に取り組む過程そのもの」「知ること・発見することの喜び」をどうか楽しんで下さい。
生徒・教員・TAが試行錯誤をしながら創り上げていく”「答えのない問い」に挑戦する取り組み”に,御期待下さい!
[写真]
1枚目
左上 報告会開始前にTAに相談する様子
右上~右下 報告会の様子
2枚目
左上 報告会の様子(続き)
右上 報告後,担当教員からの助言を聴く様子
左下 コメント(このゼミは付箋を利用)を整理する様子
右下 TAと教員との振り返りのミーティングの様子