社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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新年度が始まりましたが,高校2年生の16期生はとても元気に活動中!ここ1週間の活動内容をお知らせします。
4月10日(水)には,一般社団法人グローバル教育推進プロジェクト(GiFT)の木村大輔先生をお招きして,3月に実施した16期生海外フィールドワーク(以下海外FW)の事後学習を行いました。
昨年度,海外FWの活動が本格化する10月にアンケートを実施しています。また,帰国後3月中旬に同じアンケートを行い,自分の変容ぶりをアセスメント(評価)していただきました。アセスメントの結果は,海外FW前後の自己評価で,他者が評価したものではありません。自分の意識の変化によってポイントが上がったり下がったりするので,結果を受けとめて今の自分から振り返ることが大切です。つまり,海外FWが自分にとってどんな意味があったのかを考えることによって,2年生に進級した自分にどう生かすのかを見つけ出すためにこのアセスメントを利用するという狙いがあります。「社会参画してみたい」力が上がった,「メタ認知する」力が下がったなどなど,なぜ上がったのか下がったのかを自分なりに考えてみることです。自己評価なので自分の足りないことに気づき,スコアが下がってしまう場合もあります。新しい自分を見つけ,新しい課題を発見したからこそ自己採点が厳しくなることがあります。
海外FWを高校生活につなげるために,自分の学びに責任を持ち,自分で行動を起こすためにこのアセスメントがあると考えてください。木村先生がおっしゃっていましたが,皆さんが経験した海外FWは,とても素晴らしいもので,これをやりきった皆さんは自信をもって次に進んでほしいと思います。お忙しい中,お越しいただきご教授していただいた木村先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。
4月11日(木)には,EP2のゼミ紹介がありました。現在,2年生の「エンタープライズ2(EP2)」(総合的な学習の時間)は5月25日(土)に行われる海外フィールドワーク発表会(ポスターセッション)とAES(ASEAN Ecological Summit)の準備の真っ最中ですが,6月からはいよいよ「課題研究」が始まっていきます。そこで,4月11日(木)の学年アッセンブリーは,大講義室で教員による「課題研究」のゼミ紹介が行われました。この「課題研究」では,2年生は8つのゼミに分かれて活動します。今回の授業ではこれまでにEP2を担当された先生方から,各ゼミの研究内容(論文のタイトル)や個人やグループでの研究活動の進め方等についての紹介がありました。
はじめに,教育推進部長の岡本先生から「課題研究」ついてのガイダンスがありました。西京高校の課題研究の大テーマは「アジアの環境」です。いわゆる自然環境問題だけを扱うのでなく,文理の壁を超えてさまざまな分野の環境,グローバルな社会課題を取り上げて,論文を作成していきます。自ら問いを立て,仮説を考え,それを検証するといった研究のプロセスを経験しながら学びを深めます。検証の仕方もゼミによって,また研究内容によっても違いが生じますが,十分な根拠をもって結論付けることには変わりません。これらは大学への学び,さらには社会人になってからの学びにつながるものであるとのお話がありました。
この後,これまでに担当された各ゼミの先生方から各ゼミについての具体的な説明がありました。文系・理系にとらわれることなく,自分の興味関心をもとに,挑戦してみたいことを見つけていくことが大切です。ゼミ紹介の後,今回の説明内容や昨年の論文(校内サーバから閲覧できます)も参考にし,希望するゼミの第一次希望調査を行いました。2年生のゼミ配属の発表は6月上旬の予定です。