社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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高校1年生有志4名は,11月7日(土)・8日(日)に京都市青少年科学センター(伏見区深草)で開催された第20回「青少年のための科学の祭典」京都大会に出展しました。
「科学の祭典」は,科学実験や工作の体験ブースが屋台のように並び,子供たちが科学実験や工作を楽しく体験できるイベントです。京都府内の学校や企業から約60ブースの出展があり,西京高校の生徒は,「結晶をつくろう~マグマからできる石~」のブースを手伝いました。
白衣姿の生徒たちは,参加者の子どもたちに,マグマが冷え固まってできた岩石の標本をまず見せました。マグマが地表付近で急速に冷えてできた火山岩は細かい結晶が見られるのに対し,地下深くでゆっくり冷やされてできた深成岩では,大きな結晶が観察されることに気が付きます。なぜ,結晶の大きさに違いが生じるか実験してみます。マグマのかわりに,チオ硫酸ナトリウムの結晶を用い,試験管の中で融解して冷却し,種結晶を入れると,目の前で結晶が大きく成長する様子が観察でき,子どもたちは釘づけでした。
生徒たちは,岩石標本の観察や実験のほか,結晶模型や図版(普段から学校で使っている個人持ちタブレットPCに,自分たちで作ったスライド資料を入れていました)を用いて,岩石ができる仕組みを小中学生の子どもたちに丁寧に説明していました。参加者の子どもたちは,体験後,「ありがとうございました!」と満足した顔で言ってくれました。生徒たちの持っていた“科学が好きな気持ち”は,小中学生にも十分伝わったようでした。
西京からは,高校生は1ブース,附属中学理科部は2ブース(「ぷかぷか浮沈子」と「スライムスーパーボールを作ろう!」)+1ステージ(teamSSによる「科学マジックバトル中1VS中3」)の出展と,“大会名物”「ミニ蒸気機関車」の運行手伝いもしており,いずれも大変賑わっていました。
2日間にわたって終日ブースの運営に当たって下さった生徒の皆さん,御指導くださいました本校理科の鵜飼先生(高校)・海老崎先生(附属中学),お疲れさまでした。
附属中理科部の活躍は,中学HPを御覧下さい。
[写真]高校生が出展したブースの様子