社会に羽ばたくグローバルリーダーの育成
エンタープライジング科
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11月11日(水)16時40分から,4階会議室にて,「京都賞高校フォーラム」事前学習会を行いました。
この学習会は,来る11月13日(金)午後に行われます京都賞高校フォーラム(基礎科学部門受賞者ミシェル・マイヨール博士による御講演「宇宙を読み解く:物理学という素晴らしい道具」)に参加する1年生を中心とする生徒たち(スタッフを除く62名)に向けて,事前に知っておくとよい内容を,20名の生徒スタッフ(1年生15名,2年生5名)がパワーポイントの資料を用いて発表するというものです。
生徒スタッフは各チームに分かれて入念な下調べと打合せを行い,「京都賞の歴史や過去の受賞者」「博士の生い立ちやこれまでの功績」「宇宙科学の基礎」「博士の研究内容」という4つの柱立てで発表を行いました。
参加した生徒たちは,前半では京都賞の理念やこの賞が世界的にも権威のある国際賞であること,また博士の御経歴やジュネーブ大学について,などを中心に学びました。
後半では,マイヨール博士が初めて見つけられた惑星であるペガスス座51番星b(51Pegasib・地球から約50光年)や惑星を観測する方法(ドップラー法[質量を測る]とトランジット法[半径・体積を測る])の概要,まとめとして博士の功績(ドップラー法で用いる分光器の開発に貢献・系外惑星の発見・系外惑星の観測や地球外生命体など新しい研究領域の拡大)についてスタッフからの説明を聞き,約40分に及ぶ発表が終わりました。
努力の甲斐あってスタッフは自信をもって発表し,聴いている参加者もしっかりとした意識を持ってその内容を受け取ることができました。また,終了後の質疑応答ではスタッフがこの事前学習会のために作った資料についての質問が飛ぶなど,「話し手」「聞き手」ともに同じ聞くからにはしっかりと博士の業績を理解して臨みたい,という思いがよく伝わるひと時となりました。
高校フォーラムに向けて,機運を高める非常に良い場になったのではないかと思います。博士の御研究内容を知ることはもちろんですが,そのお人柄や知性,情熱をしっかりと感じるとともに,同じ会場に集まった同世代の若者たちのパワーや勢い等も感じるべく,一人一人がセンサーの感度を最大にしてその場に臨んでほしいと思います。
生徒スタッフの皆さん,お疲れさまでした!
[写真]
1枚目 前半の説明
2枚目 後半の説明と質疑応答