その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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京都市立高等学校人権教育研究会では冬期学習会として、市立高校から多くの先生が参加した中、京都市立美術工芸高校を会場に(有)シサム工房取締役である人見とも子様を講師としてお招きし、「フェアトレードと人権」という演題でご講演をいただきました。
同氏は、1999年よりフェアトレードのオリジナル商品開発と輸入販売を行うシサム工房を運営し、インド・ネパール・フィリピンなど、アジア5か国12のフェアトレード生産省団体と継続的な取引を行っています。また、2023年より(一社)日本フェアトレードフォーラム認定委員として、フェアトレードタウン、フェアトレード大学の認定・更新に従事している方です。
研修では、フェアトレードとは何かということを、クイズを交えながら楽しく学ぶことができました。講演の中では、世界の子ども(5~17歳)の10人に1人が児童労働しているという説明があり、児童労働を少しでもなくすために私たちに何ができるかということが投げかけられました。同氏からは「安さだけでする買物」「作り手のことを考えない」ということを一人ひとりが考え、行動してほしいというメッセージもいただきました。
この研修を通して、私たち高校教員の一人として、生徒たちや身近の方へ、或いは社会に対してどのようなアクションをしていくべきかの一つの指針を示してくれたように思います。