その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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2年生の表現基礎 ll 授業では、「色彩構成ー音から感じる色や形ー」というテーマで作品制作に取り組み、最終回のこの日は生徒一人ひとりがプレゼンテーションを行いました。
この課題では、下記の3つの目標・目的を持って取り組みました。
●抽象表現に興味・関心を持ち、自分なりに『抽象』についての理解を深めること
●絵の具や多様な道具を効果的に活用して魅力的な画面をつくること
●感じたことや考えたことをもとにコンセプトをまとめ、言語表現すること
今回は、アフリカ民族音楽・アコースティックオーケストラ・ダンスミュージック・アンビエント(環境)音楽という4つの音源からそれぞれが作品にしたいと思う音源を選択して制作しましたが、プレゼンテーションを通して同じ音源を選択していても、そこから感じた印象やイメージ・感情や解釈が異なることを知り、驚きやワクワクを感じながらプレゼンテーションや相互鑑賞することが出来ました。
生徒の振り返りでは、「ものごとを表象のみで見るのではなく、様々な要素を抽出して描き出すとはどういうことかを考えることができた」「素材(画材)の特性を研究し、それをコンセプトに沿ってどう活かせばよいかを考える力が付いた」などの言葉がありました。
一人ひとりが自分なりに課題を理解し、今後に活かそうとしていることが分かり嬉しく思います。また、作品を制作することだけで終わらず、他者に伝わるよう丁寧に言語表現することもこれから美術と関わっていく上でとても大切なことです。一つ一つの創作活動に前向きに取り組み、一歩ずつ力を付けて行ってほしいです。
(写真:各講座でのプレゼンテーションや講評会の様子)