その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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11月18日(水)の実習 l(2年) ・実習 lll (3年AFコース)の授業において、4専攻(日本画、彫刻、陶芸、漆芸)の生徒を対象に、文化庁・国宝修理装潢師連盟・元離宮二条城事務所のご協力のもと、文化財保護に関する講義と修理現場の中継を実施しました。
文化庁・国宝修理装潢師連盟の方からの講義では「文化財修理とは、単にきれいにすることではなく、50年後、100年後の後世に残し、つなぐこと」というお話があり、普段自己表現として美術に関わることが多い生徒たちは、美術が単に作品を生み出すだけでなく、歴史や文化を未来に伝える重要な役割を担っていることに気づくことができました。
また、元離宮二条城事務所とオンラインでつなげ、修復作業中の技術者の方々と直接精密な作業やその解説を聞くことができ、生徒は自身の制作との関連性や、最先端の保存技術について学ぶことができ、非常に貴重な機会となりました。
講義後には、直接質問しに行く生徒や、興味を持って修復の道具を見学する生徒が見られ、新たな分野の知識を得たことで、将来の美術との関わり方や生き方について考えるきっかけとなり、職業選択の幅が広がった様子が伺えました。