
その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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1年生は表現基礎1の授業で、乾燥したうるめの持つ複雑な表情を描き切る細密描写に取り組みました。
背の青っぽさやお腹のギラギラした光沢感、目やエラやヒレの表情や乾燥して全体がギュッとしまって反った感じをどう描き切るか、生徒たちはしわの一本一本まで黙々と鉛筆と消しゴムを使って取り組んでいました。
鉛筆の濃さや線の入れ方、消しゴムの使い方を工夫して光の濃淡を表現したり、床から立ち上がった頭やしっぽの浮いている感じは影を入れ、それぞれ鉛筆をピンピンに削りながら微妙な表現を工夫していました。
鉛筆で塗った部分を練り消してつや感を出そうとしたが思うような白色とならず、元々の紙自体の白を残しておけばよかったと反省する生徒もいました。
生徒たちは隣同士でそれぞれの作品を共有し、表現方法や視点の違い、新たな気づきを得ながら根気強くうるめと向き合っていました。最終的にそれぞれが干からびたリアルなうるめを書き上げていましたが、今後も切磋琢磨しながら対象に真摯に向き合う姿勢を育んでほしいと願っています。

