
その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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現在3分野に絞って体験している造形表現授業も後期に入って2クール目に入りました。1クール目(前期)でそれぞれの授業を一通り経験した中で、すでに専攻を決めている生徒もいれば、まだ決めかねている生徒もいて、生徒たちはそれぞれの授業を楽しみながらも最終的にどの分野を専攻するか悩んでいる状況です。
各分野の魅力にあらためて触れ、一つに選択することは難しいかもしれませんが、各専攻における造形的な見方や考え方、表現方法の違い等を理解し、どの分野が一番自分にとって楽しく思え、もっと深く勉強したいと思えるかをしっかり考えた結果の選択になることを願っています。
以下、いま取り組んでいる8つの分野の授業の様子です。
◆日本画・・鴨川で見つけた花や木、葉っぱ等を描写しています。「顔料とにかわを混ぜて自分で絵具を作れるのが楽しい」と生徒は言っていました。
◆洋画・・人物ドローイングやパステル画に取り組み、多様な画材の特徴を理解し、創意工夫しながら自身の求める構図やイメージを描いています。
◆彫刻・・石粉粘土を使って自身の意図するテーマを創り出す作業に取り組んでいます。土粘土と比べて粘着力が弱いため、針金やボンドを使って工夫をする生徒もいます。
◆漆芸・・伝統的な研ぎ出し技法によって図案を描写しますが、背景の漆が艶やかになるよう円を描くようにやさしく丁寧に磨いている姿が印象的でした。
◆陶芸・・粘土を捏ね、ロクロを回してお茶碗を作成していきます。空気が入らない捏ね方やロクロで上に伸ばしていく初めての経験に戸惑いながらも一生懸命取り組んでいます。
◆染織・・”機(はた)“を使い「つづれ織り」に挑戦し、様々な色の緯糸(よこいと)を構成し春夏秋冬を表現しています。
◆デザイン・・リンゴをCGや立体等の表現を用い自分なりの変化を与えて写真に撮り、パソコンで映し出しながら自身の伝えたい思いをプレゼンします。それぞれ個性豊かなデザインが出揃い、生徒たちはデザインの力でメッセージを届ける楽しさを堪能していました。
◆ファッションアート・・前期に引き続きぬいぐるみの作成に取り組んでいます。パターンから立体的に形を立ち上げるには時間もかかり、試行錯誤を重ねています。


