
その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
〒600-8202 京都市下京区川端町15番地[MAPを見る]
TEL. 075-585-4666 FAX. 075-341-7006
1年生の「音」に着目した表現基礎授業も 12/11(木)が最終回です。前回はオブジェからイメージした「音」の演奏会を実施しましたが、今回はその「音」を聞いて、再度粘土を使って「形」にする授業が行われました。生徒たちは、定期的に再生される「音」に耳を澄まし、イメージを膨らませ思い思いに粘土を「形」にしていきます。
ある生徒は、バラバラな音だけれども統一感はある、として一塊の中で凸凹したものを表現しようとしたり、またある生徒は、最初は鋭利な細く高い音がするが、その後の別の音がそれを喰っている感じとして尖らせた粘土に別の粘土を覆い被せたり、またある生徒は鈴がシャンシャンなる音を丸い球で表現し、最後盛り上がってくる上昇イメージを球がせり上がってくる形で表現したり、四方八方から見え方の違いを確認しながら皆一生懸命取り組んでいました。他者の様子や作品に気を取られることもなく、一心不乱に黙々と自身の感性の赴くまま取組んでいる姿がとても印象的でした。
最後はグループになって作成の狙いを共有し、個々それぞれに感じたこと、それをどう表現したかを言葉にしていましたが、多くのメンバーは感嘆の表情を浮かべていました。これからも自身の感性に正直に、自信をもって何事にも取り組んでくれることを期待します。

