
その「わくわく」がありたい未来をソウゾウする
美術工芸科
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1/8(木)1年生「造形表現」の授業では、造形作家の岩村 遠氏(※)をお招きし、「表現する」とはどういう事か、社会や世界とどんなつながりを持っているのか、について考える特別授業を実施しました。 生徒たちはちょうど今後の専攻が決まる段階で、自身の興味や得意を軸にしながらも、「どう学びたいか」「何を大切にしたいか」を考え、社会との関わりの中で“自分なりの軸”の形成につなげることが目的です。岩村氏の講話をお伺いする前に、まず生徒同士で「表現」の意味や「社会」との関係について考え、共有し、関係図を作成する授業を行いました。また岩村氏の作品も紹介され、その親しみやすい作品に生徒たちは見入っていました。 次に岩村氏から「小さい時にどんな影響を受けて今に至ったか」や「どう社会と向き合ってきたか」といった自身の経験に基づいた大変興味深いお話がありました。高校時代に「漆」か「金属」か「焼物」か専攻で悩んだ身近な話題や、陶芸家に影響を受け急遽渡米し「空間」と「作品」の関係を突き詰めたお話、また社会との関わりや生き方の中で、まずは自分を知ること、自分の好きしっかり考え、自分がエネルギーを発揮でき情熱を傾けられるのは何かを具体化し、そしてそれらを口に出してみることが大事といったお話がありました。見たことのない世界や会ったことのない人との出会いによって自分がどんどん広がってくること、だから簡単な道と簡単じゃない道があった時、後者を選ぶことで思いもよらない自分のワクワクが見えてくること、将来の可能性はまだまだある、だから面白いと思う自分の選んだ道をどんどん進んでほしいと力強く語られていました。 その後の質疑応答でもご自身の経験に照らして、作品の周囲の「空気感」や「間合い」の重要性、1つのモノを複数の視点で見ること、対極にあるものを通して多様な社会を表現したい思い、今までの常識に捕らわれずどんどん新しいものを吸収して自分のモノにすること等、熱く語られていました。 最後のワークでは、生徒たちは「10年後あなたは社会に対してどのようにありたいか」について一人ひとりが考え、関係図にして記録に残しました。今回の授業をきっかけに、生徒一人ひとりが今後のキャリア意識を高め、主体的に行動するきっかけとなることを期待します。