世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
〒605-0000 京都市東山区今熊野悲田院山町5-22[MAPを見る]
TEL. 075-561-4142 FAX. 075-551-9046
昨年度に引き続き本校の校長を務めます太山陽子(たやまようこ)です。
日吉ケ丘高校は70年以上の歴史をもち、各界で活躍する卒業生を数多く輩出し続けてきた伝統ある高校です。平成26年度に進学型単位制普通科となり、大学進学を目指す生徒が集う中、平成28年度には校内留学施設「HELLO Village(英語村)」が設置され、英語教育や国際理解教育を特色とする学校となりました。そして令和4年度にはそれまでの3コースをグローバルコミュニケーションコース1コースに統合し、「自律」「協働」「創造」の学校教育目標のもと、育てたい生徒像「世界をつなぐ越境者」を目指し、特色ある教育活動を推進しています。
この「世界をつなぐ越境者」に込められた意味は、自分の中にある壁、世代間・地域間の壁、国や文化の壁や境から一歩踏み出し、新しい価値に出会い、価値と価値をつないで新たな世界を作り上げていく人に育ってほしい、そして世界の平和と発展に寄与できる人になってほしいというものです。
今、社会は変化の激しい先行きの不透明な時代にあって、「越境」する勇気を持つ人、「越境」して価値をつなぎ、新たな価値を創出していく人がこれまで以上に求められています。
日吉ケ丘高校は、英語好きの生徒、将来世界に羽ばたいていきたい生徒には、公立高校として最高の教育環境を提供できると自負していますが、それ以上に新たな自分に出会える「越境」の機会がたくさんある学校です。本校では、「越境マインド」の育成を掲げ、新たな挑戦をする生徒を全力で応援しています。
また、部活動や生徒会活動も生徒主体の「越境」の場となっています。男女剣道部、相撲部、ダンス部、弓道部など、例年全国大会や近畿大会に出場し活躍している部活動もあれば、書道部や茶華道部など日本や京都の伝統や文化を大切にする部活動もあります。英語好きの生徒が集まるESS部では世界の中の多様な文化に触れる機会が充実しています。他にも活発に活動している部活動はたくさんあります。生徒会では、自分たちで学校生活を楽しく盛り上げていこう、自分たちで作り上げていこうという意欲のもと、様々な活動を主体的に、積極的に行っています。
このような生徒の主体的な活動も含め、今年度は、
「英語だけじゃない日吉ケ丘!」
を合言葉に、様々な角度から日吉ケ丘高校の魅力をより多くの方に届けていくことができるよう教育活動を推進してまいります。
引き続き、本校の教育にご理解とご支援のほど、お願いします。
令和6年4月11日
京都市立日吉ケ丘高等学校長 太山 陽子