世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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3月16日
本日はベトナムFWの最終日です。荷物のパッキングを済ませて9時ごろにホテルをチェックアウトしました。
ホストファミリーからいただいたアオザイを着て出発です。
この日の予定は、「自主計画研修」。その名の通り、訪問先はあらかじめ決めていましたが、前日にLe Quy Don高校の生徒と回った場所もあることから、前日の夜のミーティングで訪問先を一部変更しました。
ベトナム戦争証跡博物館は、去年訪れた先輩から「ぜひ」とおすすめされた場所です。先輩方から「日本では見られないような、戦争のより現実的な姿が見られるから、人によっては途中でしんどくなるかも」との声を頂いていましたが、やはり「予想していたのと目の前でみる事実との違いに驚かされることがたくさんありました」という声がありました。ホルマリン漬けの標本は日本ではなかなか見られないもので、言葉では表しきれない悲しみを感じ取ったようです。
そのあとにタンディン寺院を訪問しました。通称「ピンク教会(モスク)」としても知られています。写真では少しわかりづらいですが、「青く澄み渡る空を背景にそびえ立つピンクの教会には、周りにある建物すら圧倒する美しさと鮮やかさがある」と感じたそうです。確かに日本人にとっては、寺社仏閣の持つイメージとは異なりますね。一方で、「目立ちはするものの違和感があまりなかったのは、ホーチミンの街並がどこも賑やかでカラフルだったからではないか」と分析した生徒もいました。
そのほかにもいくつかの場所を訪問し、最後にベンタイン市場にやってきました。ここで少し自由行動です。戻ってきた生徒たちからは、「市場の中には扇風機があったのに、それでもすごく暑くて、熱気があった」そうです。売場をみると、「日本では見たことのない肉の部位」や「魚がそのまま置かれていたり、生きている蛙」が並んでいて驚いた様子。ホームステイの中で現地の日常生活を経験した彼らにとっては、その背景となる部分も見ることができて興味深い時間となったことでしょう。
最後にホテルにもう一度集合して、夕食をとり、4日間拠点としたホーチミン中心部とお別れです。専用車でタンソンニャット国際空港へと向かいました。