世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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3年次生選択科目「情報演習(ICT実習)」では、ゲームプログラミングや3Dモデリング(3Dプリンタによる作品制作)、映像制作などの多様なプログラムを用意し、生徒が主体的に取り組むプロジェクト型の実習授業を行っています。
6/9(月)の3・4限には、大阪大学大学院基礎工学研究科吉川研究室から特別ゲストをお招きし、コミュニケーションロボット「CommU(コミュー)」を使ったロボットプログラミング実習にチャレンジしました。
この授業では、生徒たちがグループに分かれ、CommUに自然な発話や動きをさせるプログラムを作成。今回のテーマは学校紹介や観光地紹介など、日本語と英語を交えた内容をグループで考え、最終的には、各グループがロボットを使ってプレゼンテーション(プチ発表会)を行い、「どれだけ人間らしく、自然にコミュニケーションできるか」を評価し合いました。
「人間らしい」とは一体どういうことなのか? ―――目線、話し方、身振り手振り……私たちが普段意識していない“人らしさ”を改めて見つめ直す貴重な体験となりました。
生徒たちの感想を抜粋します。
「自分でロボットを動かしたのは初めてだったので、とてもいい経験になった」
「動かすのは難しそうと思っていたけど、コマンド1つでできる簡単さに驚いた。面白かった!」
「ロボットでも目線が下だと印象がよくないと気づいた。人らしさって奥が深い」
「ロボットを人間に近づけるのがどれだけ難しいか、よく分かった」
この授業を通して、“技術を学ぶ”を超えて、“人間と技術の関係を考える”視点が育まれたように感じました。
デジタルトランスフォーメーション(DX)が加速する現代社会において、AIやロボットと共に生きる未来を考える力はこれからの時代に欠かせません。今回の授業をきっかけに、ひとりでも多くの生徒が、技術への興味を深め、自分の進路や将来の社会に思いを巡らせてくれればと願っています。
今回お世話になった吉川研究室の名取さん、本当にありがとうございました。