
世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
〒605-0000 京都市東山区今熊野悲田院山町5-22[MAPを見る]
TEL. 075-561-4142 FAX. 075-551-9046
3年「情報演習(ICT実習)」の授業では、1人ひとりが自分でテーマを設定し、ICT機器を活用した卒業制作に取り組んでいます。この授業では、DXハイスクール事業で整備した機材を活用し、生徒の興味・関心に応じた探究的な制作活動を進めています。
今年度の制作テーマの一例を紹介します。
・メンタル強化動画の制作
・ドローン撮影による日吉ケ丘高校紹介動画の制作
・3Dモデリング(東京タワー・日吉ケ丘高校校舎 など)
・VR空間におけるアート作品の制作
・人の心を動かす音楽制作
・MV(ミュージックビデオ)の制作 など
(過去には3Dプリンターで本校『HELLO Village(英語村)』のキャラクター"Globy"を制作した生徒もいます。)
生徒たちは1学期に学んだ知識・技能をフル活用して、多様なツールを組み合わせながら、「自分だからこそ作れる作品」をめざして試行錯誤しています。
11月10日(月)3・4限には、初めての試みとして、メタバース空間での中間発表会を行いました。この取組は河合塾様との共同企画として実現したもので、インターネット上の仮想空間サービス「oVice」を利用しました。
当日は、本校職員室からも多くの教員がオンラインで視聴したほか、河合塾の職員の方にも多数ご参加いただき、作品に対して具体的で有益なコメントやアドバイスをいただきました。普段とは違うオンライン空間での発表に、生徒たちは最初こそ緊張していましたが、次第に慣れ、自分の作品のねらいや工夫を積極的に説明していました。
発表後には、生徒どうしでお互いの作品についてコメントを送り合いました。一部を紹介します。
・「MVの断片を見たけど面白そうです。AIを活用して音楽を作るのってすごいです。歌詞と映像がマッチしていていいなと思いました。」
・「うまくAIを使って、スムーズに制作ができていると思いました。」
・「完成度が高くてびっくりしました!歌詞に合わせた素材撮りは大変かと思いますが、ぜひ完成版も見てみたいと思いました。」
・「外観すごすぎる!本来大きいものを、3Dモデリングで再現できてるのがすごい。自分の目で見てつくれる、身近な『日吉ヶ丘』を選んだのもいいと思います。」
また、今回は、校外からご参加いただいた河合塾の職員の皆さまからも、心温まるコメントを多数いただきました。その一部を紹介します。
・「『探究』はテーマ決定が難しい中、好き、興味、面白かったことの深堀りから、やりたいことを決めて進められていて、良いと思いました。発表もとても楽しそうで、素晴らしかったです。」
・「中間発表をするにあたって、どうしてこのテーマなのか、どんなものを完成させたいのかという目標について、改めて考えることができたのではないかと思います。」
・「残り時間は少ないですが、『目標』『計画』と『できたこと』をうまく発表会で伝えられると成功!だと思います。頑張ってください!」
たくさんのメッセージをいただき、生徒たちが自分の探究テーマに自信をもち、最後までやり抜こうとする大きな励みになったのではないかと思います。今回の取組は、河合塾様とoVice社様のご協力により実現した、たいへん貴重な学びの機会となりました。心より感謝申し上げます。
本校ではこれからも、DXハイスクールとして整備したICT環境を活かし、生徒一人ひとりの探究心と表現力を伸ばす学びを充実させていきます。

