世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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11月22日(水)6限(LHRの時間)に本校第二体育館に於いて、2年次生の車いすバスケットボールを、保健人権学習及び2020年オリンピック・パラリンピックムーブメント全国展開事業として実施しました。
まず11月15日に、保健人権学習のために実施した事前アンケート結果を踏まえた指導と、車いすバスケットボールのパラリンピック日本代表選手で、生徒たちと同年代である大学1年生の鳥海連志選手のドキュメンタリー映像を視聴する事前学習を行いました。
そして保健人権学習当日は、実際に鳥海選手を指導なさった坂野晴男先生(日本車いすバスケット連盟強化指導部員・シドニー・北京パラリンピックコーチ)に講師としてお越しいただき、京都アップス・レイク滋賀の2つの車いすバスケットチームから6名の選手の皆さんをお招きしました。
はじめに、選手の皆さんの模範演技で素晴らしい技術を見ました。そのしなやかさ・敏捷さ・スピード感に生徒たちは驚いていました。その後、生徒代表による車いすバスケットの試合をしました。なかなか思うように動けずパスミスやシュートミスが多いのですが、なかにはかなりいい動きをする生徒もいました。予定外の先生チームもでき、生徒と試合も行いました。
最後に、山本英嗣選手による「お話」を伺いました。病気や怪我の経験、車いすバスケットボールとの出会い、生徒たちへのメッセージ等、生徒たちはとても感銘を受けた様子でした。また、坂野晴男先生から日本の人口の16人に1人が障がいがあることや、障がいにも様々あること、車いす利用者のそれぞれの障がいの違いや、目や耳や、知的精神的な障がいについてもお話しいただきました。生徒のみんなも外へ出るときには常に意識して配慮するよう心掛けが大切だといわれました。
仕事を休んで来て下さった講師の方に感謝するとともに、今回の出会いを大切にして目に見えにくい、社会の中の障がいと障がい者について、生徒ひとりひとりが学校生活、今後の人生で考えてくれることを希望します。