世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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去る12月23日(月)に1年次生国際コミュニケーションコースを対象にパーラメンタリーディベート講習会を開催しました。
昨年度はオーストラリア海外研修出発直前に行いましたが少しでも早くからその技術や考え方を学び経験することで今後の英語力や思考力向上にも役立つことを期待し、今年度はこの時期に実施することにしました。
講師は、これまで英語村を会場に京都市立京都府立高校対象に年2、3度行ってきたパーラメンタリーディベート講習会でもお世話になっている河野周先生にお願いしました。河野先生は聖光学院中学・高等学校教諭で、ご自身もディベーター、ジャッジとしてもご活躍されています。
まずディベートの意義や効果、ルール説明の後,1ラウンド目は「宿題は廃止すべきである」という論題で1組が15分の準備時間の後、ディベートを行い、2組は近くの対戦を見学しました。
トイレ休憩を挟んで、2ラウンド目は同様に2組が「未成年者は携帯電話を使用を禁止すべきである」という論題でディベートを行い、1組が見学しました。
各チーム4人のディベーターがそれぞれ役割を分担し、相手チームに反駁しあったりしたのち、最後にジャッジから勝敗の告知と丁寧な議論展開の確認とアドバイスが行われ、生徒たちは皆熱心に聞き入っていました。
当初例年より早い時期での実施に生徒が対応できるか懸念の声もありましたが、アンケートによれば、70%の生徒が「とても楽しかった」、「楽しかった」と回答し、85%の生徒が講習会を通じて英語学習へのモチベーションが上がったと思うと回答しました。
「英語ディベートは初めてでとても難しかったが、集中力、論理的な話し方、状況や相手の話をまとめる力が少しですが上がったような気がした。隣のグループの話を聞いて客観的な意見なども自分の意見にできたので良かった」や「本当に英語でのコミュニケーション力を高めないといけないなと実感させられたので、まずは単語力、文法力など小さいところから勉強の質・量ともに上げたい」など予想以上に好評で、もっと英語力や語彙力を身につけて話せるようになりたいと英語学習へのモチベーションが上がったようです。
その後の冬期補習授業でも今回の講習で学んだ技術を生かした活動が行われたそうですが、これを機に生徒たちが益々様々な力を伸ばし身につけていってくれればと思います。