世界をつなぐ越境者
~Beyond the hill today, Beyond yourself tomorrow~
普通科(進学型単位制)
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1月11日,京都府立嵯峨野高等学校にて、第三回即興ディベート講習会が行われ、日吉ケ丘高校からは見学者を含め20名以上が参加しました。
今回の講習会は10月に予定されていた講習会が台風のため中止となり、当初教員向けディベート講習会の予定であったものが生徒向けの開催になったものです。
12月1年次国際コミュニケーションコース向けに行われたディベート講習会に参加した生徒や、ESSでディベート実践を重ねてきた生徒、昨年末にブリティッシュヒルズ研修に参加し、そこで伸ばした英語力の実践をはかる生徒等,様々な生徒たちが集い、一試合目は「大学を無償化するべきだ」という論題、二試合目は「大企業で働くよりも起業する方が良い」という論題で苦戦しながらも頭をフル回転させて熱心に取り組みました。
一試合目、生徒たちが試合している傍ら、参加校引率教員や見学教員間でもディベート練習を行い、ジャッジからアドバイスを頂き、教員にとっても今後のディベート指導の有意義な研修となりました。
三試合目は各試合で選出されたベストディベーター混成チームによるエキシビションマッチが行われ、日吉ケ丘高等学校からは二年次生の西尾祐希乃さんが選ばれて出場しました。エキシビションマッチの論題は「使い切りプラスチックに税金を高くかけるべきだ」で、ベストディベーターたちの準備中、それ以外の生徒たちや教員はジャッジの先生からスライドを使って論展開例など、レクチャーを受けました。
エキシビションマッチでは、ディベート全国大会上位入賞実績もある神戸大附属中等教育学校の生徒たちを含む,英語力や説得力など質の高いスピーチに、皆圧倒され、刺激を受けました。また西尾さんが属する肯定側が勝利し、自分たちの先輩が選出されたこと、彼女の説得力ある立派なスピーチを見たことで同級生や後輩たちも感化されたことでしょう。
今回の講習会にも参加していた二年次生の西尾さん、東さん、市原さんは2月14日から埼玉で開催予定だったPDWC高校生パーラメンタリーディベート世界交流大会に出場予定でしたが,開催2週間前に新型コロナウィルス蔓延の危険性を考慮され、残念ながら大会の中止が決定してしまいました。世界大会出場はかなわなくなってしまいましたが,生徒たちには今後もディベートを通して学び続けてほしいと思います。