すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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先日,後期生徒会執行部の委嘱式を行いました。
生徒会選挙において信任された生徒会長をはじめ1年生6名の生徒は,少々緊張した面持ちでそれぞれの委嘱状を受け取った後,1人1人がしっかりとした力強い口調で,今後の活動に向けた決意や自身の果たすべき役割を述べてくれました。
「お互いを尊重しながら自分の個性を出していける学校をつくりたい。」
「1人1人が自分の強みを出し合って助けあいたい。」
「つながりを大事にしていきたい。」
この日を迎える前に6名でこれからの執行部のあり方や活動方針を話し合った。そして,この委嘱式で何を伝えようかと熟考した,ということでした。全員の言葉の中に,「生徒会執行部が『個性の輝きを引き出す原動力』となって,学校をつくっていきたい。」という一貫したメッセージを感じました。
文化祭の時には2年生の行動力と推進力に感動さえ覚えていた6名でした。体育祭では2年生も1年生も代替わりを意識しつつ,2年生は最後にやり切ったという充実感に満ちた表情を浮かべ,1年生は前に出ようとする積極性と責任感が新鮮に映っていました。
体育祭の閉会式で,1年間にわたり生徒会長を務めた2年生が全校生徒の前で,堀川高校生としてありたい自分たちの姿や思い描く学校生活を,勇気をもって伝えてくれました。
「私たちは文化祭や体育祭といった生徒会行事に夢中に取り組み,創りあげる充実感や興奮を胸に刻みこんでいる。一方で,日常の学校生活においてはどうだろうか。受動的に過ごしてしまい,義務感や倦怠感が生じてしまっていないだろうか。私たちがめざすのは変える力を持つこと。当事者意識をもって日常を過ごした時に生まれる刺激が自分を変え,可能性を何倍にも広げてくれる。より大きな進化が待っているはずだ。」
彼がこれまで抱き続けた想い。生徒会長として全校生徒に伝える最後の機会でした。
体育祭が終わって数日後の昼休み。後期生徒会長の選挙に先立って行われた立会演説会では,立候補した1年生がアトリウムから2階3階4階にいる全校生徒に向けて決意表明をしました。
「体育祭での先輩の言葉について一生懸命考えました。日常で当事者意識を持つようにするにはどうすればよいか。まずは,1人1人が自分の得意を活かすことに全力で取り組むことから始まると思う。それは自分の個性を活かすことでもある。生徒会執行部としてその環境づくりに励みたい。」
引き継がれる襷。体育祭閉会式で2年生は「僕にとって堀川高校の生徒会長でいられたことは誇りです。ありがとうございました。」という言葉で締めくくりました。「誇り」とは「名誉に感じること,またその心」という意味。2年生が歩みの中でつかんだ自信は,残りの学校生活の中でも卒業してからも,彼らを後押ししてくれるものでしょう。
立会演説会での1年生の締めくくりは,「学校をよりよくするという当事者意識を持ってもらえるよう,執行部を運営する生徒会長をめざそうと思います。」という言葉。1年生が抱く決意はこれからどのような形となっていくのか。彼女たちの中に少しずつ芽生えるであろう「誇り」を楽しみにしています。
生徒会会則第2条には,「本会は会員の主体的な企画運営により,自発的・自治的な活動を通して学校生活の向上を図ることを目的とする。」とある。今の学校生活の現状をみつめ,そこから一歩ずつ前進し,自分たちの学校を自分たちで創っていく。そんな新しい挑戦を応援したいと思います。
11月14日(土)午前に中学3年生対象の進学説明会,同日午後に中学1・2年生対象の学校説明会を予定しております。
午後の学校説明会につきましては,新型コロナウイルス感染症拡大防止のため,やむなく参加人数に制限を設けたところ,受付を開始して間もなく定員に達してしまいました。多数のお申し込みをいただき,ありがとうございました。
参加がかなわなかった方々におかれましては,ご希望にお応えすることができず大変申し訳ございませんでした。当日実施する全体会の様子を,後日に動画配信いたします。お申し込みの上,ぜひご覧いただければと思います。
なお,午前の進学説明会は11月5日(木)9時より申込受付を開始いたします。
橋詰 忍