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普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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1月20日(水)午後,京都大学大学院情報学研究科の修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:佐藤高史教授,神田崇行教授)の高校生向け発表会に,本校1,2年生情報ゼミ25名と西京高校1,2年生10名が参加しました。
この「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している大学院生が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。今年で8年目の取組ですが,今回はコロナ禍の影響で初のオンライン発表会となりました。
今年は,「APIエコノミー」「自然現象から学ぶ最適化」「情報通信技術のフリーミアムビジネスモデル」「人と社会の模倣によるデザイン」の4つのテーマが用意されており,デモも交えながら,大学院生のみなさんが大変分かりやすいプレゼンテーションをしてくださいました。
プレゼンテーションの後には,高校生と大学院生がグループに分かれてワークショップに取り組みました。テーマは「発表で学んだ技術を使って新しい製品のアイデアを考える」です。生徒たちは大学院生のみなさんと一緒にホワイトボード機能を用いて多くのアイデアを整理しながら,これからの情報社会についての考察を深めていきました。最後のワークショップの議論内容の報告は堀川高校と西京高校の代表が担当し,各グループで出されたアイデアの内容を参加者みんなで共有しました。
今回参加した生徒達の感想の一部を紹介します。
「最新の情報技術を知るのは楽しかった。全部理解できたわけではないけど,身近にそういう技術があると知って新しい視点を得られた。新しい視点を得るのはいろいろな問題点,良い点も見つかるということなので大事にこれからの探究に使いたい。」
「オンラインという形になってしまったのは残念だったが,このような大学院生さんとの交流は初めてでとても有意義だった。自然や社会を模倣した情報通信技術の発表が自分は特に印象的だった。自分は人工音声について探究しようと考えていたのだが,この自然や社会に既存するものを模倣するという方法は探究で何か活かせるのではないかとふと思った。」
「自然現象を,プログラミングに活用する『最適化』の発想が面白いと思った。大学院生の人たちが僕達の意見をまとめるのが上手でそういうふうにいろんな意見を素早くまとめられるようになりたいと感じた。探究活動中,ある程度思いついたことはメモしているつもりだけど,大学院生の人達は一見必要なさそうなこともメモしていたのでそういった必要なさそうなものの中にもヒントになりうるものがあるんだと実感した。」
京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さいまして本当にありがとうございました!