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普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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2月6日(土),京都大学において,シンポジウム「宇宙に広がる人類文明の未来2016」が開かれ,シンポジウム内で行われるポスター展示発表に本校から代表生徒2名が出展いたしました。
今年の「宇宙に広がる人類文明の未来」は,「未来の宇宙科学と宇宙開発利用、 そして人類が宇宙において今後どのような文明を展開していくのか について、学際的な研究をもとに、多角的な視点から議論」することを掲げていたので,人類がまず進出であろう太陽系内に関する研究を本校からは選抜いたしました。
本校生徒の発表タイトルは「金星大気スーパーローテーションのモデル化」と「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」というものでした。
「金星大気スーパーローテーションのモデル化」では,4日で金星を一周する不思議な風「スーパーローテーション」をモデル化するという内容でした。このスーパーローテーションがおこる原因はまだはっきりとわかっておらず,仮説が3つ提唱されている段階です。そのうち2つはモデル化されていますが,唯一モデル化されていなかった「熱潮汐波説」を再現しようと試みていました。
「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」は,宇宙にある天体は様々な要因により影響を受け,宇宙風化という現象によって観測される色がだんだん赤くなることがあります。はやぶさで有名になったイトカワに代表されるS型小惑星は太陽風によって宇宙風化されるという先行研究を受け,同型の小惑星の観測・分析を行い,「宇宙風化される前,小惑星は青かった」という仮説を提唱しました。
また,「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」は「ユニット長賞」を受賞しました。おめでとう。