すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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本日,文化パルク城陽にて「東京演劇集団 風」の皆さんをお迎えし,『TOUCH~孤独から愛へ~』という演劇を,人権学習として全校で鑑賞することができました。緊急事態宣言の解除が不確定な中,実施の可否をぎりぎりまで待ってくださった劇団の皆さま,感染拡大防止にさまざまな配慮をしてくださった文化パルク城陽のスタッフの皆さま,そしてこの時期の校外活動にご理解・ご協力くださった保護者の皆さまに,心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。
密を避けるために午前(1,2年)・午後(3年)の2回公演での実施とし,健康観察への入力や入場前の検温を行うなど,感染予防を徹底した中での開催となりました。また,劇団の方も短いスパンで定期的にPCR検査を受けられ,全員が陰性であることを確認しながら万全の態勢で臨んで下さったことを知り,生徒たちに,安全安心の中で,良い作品を提供したい,という熱意を改めて感じ,感謝するばかりでした。
今年の観劇の内容は,孤児という痛みを背負いながらも強く生きる兄弟が,手のぬくもりや心のふれあい,大切な人の死を受け止めて,初めて本当のやさしさや愛情を知るという,切なくも温かい物語でした。コロナ禍でソーシャルディスタンスやテレワークなど,人と距離を取ることを余儀なくされ,間接的コミュニケーションが増えている昨今。生徒たちは学校生活部が事前学習に教材として提供した評論文も思い出しながら,人と「ふれる(TOUCH)」直接的なコミュニケーションの大切さを再確認したようでした。
また,生徒会長のお礼の言葉にもあったように,文化祭の準備が本格化するこの時にプロの演劇に触れることは,場を共有する中で人が人に向かって「演じる」「伝える」ということの奥深さを感じ,多くのヒントをもらえるという大きな意味もあります。
本日の観劇を通して一人一人が感じたこと学んだことを,明日からの日々に活かしてほしいと願います。
上:入場時の様子
中:非接触型体温計の設置準備の様子
下:開演前の劇団の準備の様子