すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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本日,今年度1回目の探究道場を,中学生が各ご家庭からZoomを利用して参加する形で開催しました。堀高生のスタッフも,学校のCALL教室に集う生徒と各家庭から参加する生徒に分かれ,本番中もLINEで連絡を取りながら進行していきました。
今回のspinプロジェクトは,「独楽(コマ)」の秘密について探究するというもの。独楽が安定して回る仕組みについて中学生が高校生スタッフのサポートを得ながら,自分の考えを形にした独楽を作ってそれを交流し,グループのメンバーと知恵を出し合ってよく回る独楽を探っていきました。
開会後は,まずグループ内でのアイスブレーク。「最近買ったもの」をお題にしながら,自己紹介をしました。グループの進行役の堀高生スタッフは,画面を通しての活動でも,距離感が近く感じられるような雰囲気作りに努めていました。
その後,「重力」や「バランス」といった基礎知識を共有し,いよいよ中学生が,予め用意をお願いしていた身近な限られた材料を使って,各自で独楽の作成にとりかかりました。手がつきにくい中学生には,堀高生スタッフが皆の知っている普通の独楽の絵を書いて見せ,「この形ならうまく回るんだし,今の材料でこの形に近く作ってみようか?」などとサポートをしていました。また,回る独楽が作れてきた中学生には,「おお,いい感じ!あとどういうところを改良したら長い時間回るようになると思う?」とやりとりをしながら,中学生の探究心を引き出し,中学生からも活発な意見が出るようになっていきました。
まとめとして,全体で各グループの良かった独楽の交流を行い,最後に堀高生によるこのテーマについての講義があり,無事第1回目の探究道場を終えました。
探究道場スタッフはこの日に向けて,テーマの設定から準備物の選定,当日の内容と流れの決定,予行練習などを,教員や先輩のアドバイスも受けながら自分たちで準備を進めてきました。今朝も早くから綿密な打ち合わせを行い,小さなトラブルはお互い声をかけあって解消していました。
今日は,三重県立津高校と大阪高校の先生方,生徒のみなさんもオンラインでご参加くださり,中学生が退室したあと,高校生同士の交流を行いました。このような探究活動の拡がりに期待が持たれます。
参加してくださった中学生のみなさん,ご協力くださった中学生の保護者のみなさま,本日は本当にありがとうございました。