すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
〒604-8254 京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2[MAPを見る]
TEL. 075-211-5351 FAX. 075-211-8975
「Launching(進水)を知っていますか?新しく造った船を初めて水に浮かべることです。今回は特に、船が水に入る瞬間に注目して、より良い進水について探究します。探究という未知の海に進水しましょう!」こんなコピーで参加を募った第3回探究道場を,12月11日,今年度初めて,対面形式で行うことができました。
本能館に集まってくれた中学生参加者の密を避けるために2会場に分け,タイムテーブルを15分ずらした形で開始しました。最初に行ったのはアイスブレイク。堀高生の道場スタッフたちが,今日初めて会う人とグループを組む中学生たちのコミュニケーションがスムーズに進むように,楽しいゲームを用意しました。会場内では笑い声も聞こえ,一気に和らいだムードに。そして開会。校長からの挨拶に続いて,今日の探究活動に必要な知識を学ぶ講義を,スタッフ代表(今日の“師範”です)が行いました。「エネルギー」という考え方の共通理解をしたあと,今日のキーワード「造波抵抗」について解説がありました。
そしていよいよ各グループが今日のミッションに挑みました。船は,発泡スチロールやビニールテープ,ストロー,ビー玉など,限られた材料で作れるものを考えます。堀高生道場スタッフは,中学生から考えを引き出したり,議論の進行を助けたり,うまくファシリテイトしていました。一旦出来上がった船を,室内に設置された,道場スタッフ渾身の力作である木製スロープを配備した実験用プールに持って行き,船を台車に載せてすべらせて進水させる実験を行いました。その結果を見て,新たな知見を得て改善点を話合い,その改良を加えた船でまた実験を行う・・・この繰り返し「探究のサイクル」を体験してもらいました。
まとめとして,グループで得た気づきや,行った工夫を,道場スタッフの司会で交流しました。最後には,実際の船が「造波抵抗」に負けないためにどんなしくみを取り入れているか,水泳選手はどんな工夫をしているか,などを堀高生道場スタッフから講義として聞き,今日の探究活動での学びを整理しました。あっという間の2時間余り,充実した時間となりました。
ご参加いただいた中学生のみなさん,本当にありがとうございました。中学1年生2年生のみなさんは,来年度にまた探究道場でお会いできることを楽しみにしています。