すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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本日,本校にて第23回教育研究大会を実施しました。今回のテーマは「生徒自身が『問い』を見つける授業~学びの意欲と自己調整力を高めるために~」と設定しました。
また,全てのプログラムをZoom配信で行うことにもトライしました。研究部,学務部の綿密な準備があり,またZoomにてご参加くださった皆様のご協力を得て,随分の改善が実現しました。
開会にあたり,京都市教育委員会学校指導課高校教育担当課長の辰巳敏秀様からご挨拶を頂戴し,そのあとの学校長の挨拶に続いて,全体会1を始めました。全体会1では研究部長を含む3名の教員が,「主体的に学び続ける学習者の育成を目指して」というタイトルで,発表を行いました。教科学習以外の教育活動で生徒の主体性を育む取組を紹介し,「問い」についても考察を提示しました。
その後各教科の研究授業と公開授業がそれぞれの教室で行われました。教科学習における主体的な学習の取組が,「問い」をキーワードにして,様々なかたちで実践されました。教員が生徒に「問う」こと,生徒たちから「問い」が生み出されること,そのような場面が,生徒どうしの話し合いや,教材の積極的な読み取り,文章の読解,実験からの考察,など,各教科の特色を生かした授業展開の中で見ることができました。
午後は,午前の研究授業を受け,各教科で分科会が行われました。各教科でテーマが設定され,外部からの参加者も加わり,研究授業の検討のみならず,新たなカリキュラムに向けた議論などが活発に交わされ,非常に有意義な時間となりました。
分科会後の全体会2では,教頭より,生徒が「探究的な学び方」をより様々な場面で実践できることを目指す,本校の令和4年度からの新たなカリキュラム(申請中)についての考え方と具体的な授業等について,話しました。外部からの参加者の学校での事例についても紹介があり,また質疑応答の際にいただいたご質問からは,高校教員が持つべき大きな「問い」に気づくことができました。
終了後,本校教員が一同に会して,統括会議を行い,各教科からの報告から学びの共有を行いました。
本校では,こうした取組を通じて,新たな「問い」を常に持ち続け,更なる教育の研究・改善に努めて参ります。ご参加いただいた皆様,本当にありがとうございました。