すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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12月22日(水)、昨日から始まった、冬の全員学習学年企画として、24期生(1年生)が、本校卒業生(自然探究科 6期生)の田中亮平さんの講演会を行いました。田中さんは京都大学工学部で材料工学を専攻され、博士課程修了・博士号取得ののち、助教として大学にお残りになりました。その後、ロケット開発を行う民間ベンチャー企業インターステラテクノロジーズ(株)に転職され、現在は北海道大樹町で、軌道投入ロケット「ZERO」のエンジンコンポートネントの設計や生産技術開発や産学官における材料系共同研究を担当されています。
講演のタイトルは「堀川から宇宙へ」。今日後輩たちに伝えたいことについて、「知らないことを知りたい、やったことのないことをやってみたい」「自分を持つこと、自分と違う考えを持つ人とかかわること」「環境は自分で作る ひとりでできないことは人に頼る」の3本の柱を提示してくださってから、お話が始まりました。
「空想を真に受ける」ことの大きな可能性や、モノづくりは“総合格闘技”、文理に関係なくいろんなプロの知恵の結集が必要、というお話、そんなつもりはなかったけれど、ロケット開発の会社ができたことで地域創生につながっていること、など、24期生の視界がひらけるお話を聞くことができました。
質問には多くの手があがり、「ロケット発射が失敗して、長い時間の努力が一瞬で失われるときに次にどうやってモチベーションを持つのか」という質問には「失敗?そうかなー?もくろみどおりにいくことのほうがこわい」と、24期生の「破天荒」につながる言葉もいただきました。
田中さん、本当にありがとうございました。お礼の言葉で生徒がお伝えしていたように、3月の宿泊研修で、堀川から広い世界に飛び出して、勢いよく体験を積もう、という覚悟を持ちつつある24期生に大きなエールを贈っていただきました。これからもどうぞよろしくお願いいたします。