すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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今日は長崎市内でのグループ行動の後、西九州新幹線と山陽新幹線を乗り継いで京都に戻ります。
朝から長崎大学を訪問するグループは、路面電車で長崎大学前まで。時計台のある環境科学部棟で馬越教授に出迎えていただきました。なんでも聞いてくださいとのお言葉に、やはり自分たちだけではわからないことが多くあったので、基礎的なことも含めて幅広く説明していただきました。実例を出してさまざまな研究や問題点などを次々に話してくださるので、メモを取る生徒たちの手も止まる暇がないようでした。ところどころで挟んだ自分たちの質問にも即座に資料を用意して説明してくださる教授の姿に、さすが大学だと驚きを新たにしているようでした。
火山のそばで暮らすメリットとデメリットや、自然エネルギー利用の問題点など、専門的な話だけでなく実生活に結びついたお話に、現場で学ぶ大切さを知りました。事前にも資料をたっぷりいただいていたのですが、やはり直に説明していただくことで先日訪れた阿蘇とも関連づけて考えることができ、理解が深まったと実感できたようです。
お昼は多くのグループが新中華街でご当地グルメを満喫。午後から別グループが長崎東高校の生徒さんたちと方言について交流しました。自然な方言を出してもらうためのアイスブレイクで場を温めた後、普段使う言葉について活発な意見が交換されました。五島列島出身の二人と長崎市内出身の二人で参加してもらいましたが、やはり方言は普段自然すぎて気づかないことや、自分たちが自分の方言のことをどう考えているかを改めて意識する場となったようです。他には博物館に行ったグループや軍艦島ミュージアムに行ったグループも、それぞれがさまざまな学びを得て、長崎駅に向かいました。長崎駅からは新しい西九州新幹線かもめに乗り、博多へ向かいます。
この5日間は生徒たちにとって、濃密な学びの期間となりました。旅行委員や班長はもちろんのこと、全員が主体的に動くこと、前日よりもより良い活動にすることを考えて行動しました。この日々は、これからの生徒たちの生きる力に大いに影響する日々となったでしょう。今後の生徒たちの成長が楽しみになる、そんな5日間でした。