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普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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10月30日(月)、金剛能楽堂にて京都市立高等学校生対象の能楽鑑賞会が行われ、堀川高校からは希望生徒約20名が、能「鵺〔ぬえ〕白頭」と狂言「附子〔ぶす〕」を鑑賞しました。
この会は京都市教育委員会主催・一般社団法人京一商西京同窓会協賛で毎年開催されるもので、参加した生徒が“ホンモノ”に接することのできる大変貴重な機会となっています。
冒頭、来賓の門川大作京都市長から、市立高校の変遷のお話と、2021年に、11月1日が「古典の日」と法制化されたこと、それらを踏まえ、今回の鑑賞が古典に触れる良い機会となるように、とのお言葉を頂きました。
能楽師の方から演目の解説をして頂いた後、各校の代表生徒が足袋がわりの白ソックスをはいて舞台にあがり、能特有の所作(弓を引く、刀で刺す、松明の明かりで見る)を経験する機会も頂きました。本校の代表生徒も、勘所のよい所作振る舞いを見せてくれていました。
その後、狂言から演目が始まりました。先週の事前学習の様子は以前このページでもお知らせしましたが、生徒たちはその事前学習の甲斐もあって、能舞台という独特の空気感にもスムーズに溶け込み、能と狂言の世界観を愉しみました。2時間あまりがあっという間でした。
日本では、近代以降も「教養人」の常識として捉えられてきたばかりでなく、現在も海外での興味・関心や評価が高く、色々な芸術や学問に影響を与えている「能楽」。自分たちの国の文化について触れ、深い理解を持つことがグローバル社会の中で強みとなることを、このような体験を通して少しずつ実感していってほしいと思います。
このような機会を毎年頂くことは大変有難く、生徒たちがこういった経験をきっかけに、日本の伝統文化や美意識に、一層興味関心を深めてくれることを期待しています。