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普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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11月20日(月)、英語部では、パレスチナ支援を行う「NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン」の海外事業部チーフ・中村哲也氏によるオンライン講演を視聴し、パレスチナの現状について学びました。
現地にてパレスチナの難民支援に長らく携わる中村氏にとっても、今回の戦闘は今までにない激しさだとのことですが、報道からだけでは伝わらない現地の緊迫感がひしひしと伝わる講演となりました。
戦争を止めることは容易ではないが、戦争はダメだという世論を作っていくことは高校生でも出来るという中村氏からのメッセージ、また、今まさに砲弾をかいくぐりながら避難生活を続ける現地の方からのメッセージは視聴した生徒たちにとても響いたようでした。
以下、英語部員の感想です。
・今日のお話の中で、最もはっとさせられたのは、妊婦さんの話を聞いた時だ。私は、「そのような危険な環境の中で子どもを生むのはかわいそうではないか」と思ってしまった。しかし、「生むこと」が問題なのではなくて、「そのような危険な環境をつくってしまっていること」が問題なのだと気付いた。もともとの考え方だと、私は、「パレスチナの人々にとって、危険な環境にいるのは当たり前で、その中でうまく過ごすべきだ」と考えていたのだということに気付き、このような発想が紛争の解決を遠ざけるのではないかと思った。
・死者何万人とかの数字で簡単に片付けられてしまう現状だけど、亡くなった人々一人ひとりは皆それぞれ違った希望を抱えていたはずで、そんなことは何も表現として残されずに数字だけが残り、そのうえ死者が多いことに喜びを感じるような立場の人がいることが、私たちが生きる地球で、今この時に実際に起こっていることに、何とも言えない怒りのような、また自分がそのような現状を知らなかったことに対する恥ずかしさが入り混じってすごく複雑な気持ちになった。
・歴史はただの勉強科目じゃないと強く思った。
・現地のためになること、私たちの声を届けるために、英語を使っていきたいと感じた。
英語は、互いの使用言語や属する地域にかかわらず、直接的に心の動きや置かれた状況を伝え合うことが出来る世界共通のツールです。私たちに出来るのは、直接的に現場の声を聞いて人々が置かれている状況を知ることです。
次回は、イスラエルの高校とのオンライン交流を予定しています。