すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
〒604-8254 京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2[MAPを見る]
TEL. 075-211-5351 FAX. 075-211-8975
12月19日(火)のLHRの時間、講師の先生をお招きし、2年生の「薬物乱用防止教室」が行われました。
本日の講演会では、講師の先生の経験を交えながら薬物の依存性の恐ろしさや心身への悪影響、薬物乱用をやめることの難しさ等についてお話していただきました。
薬物乱用の多くは、興味本位や「一回だけなら問題ないだろう」という軽い気持ちから始まります。それが次第に心身を蝕み、いつの間にか自分や家族、関わる人たちの人生を狂わせていきます。実際の経験をお話していただくなかで、誰もが依存症になる可能性を持っているのだということを再認識しました。
また、講演の中では、自分を大切にすることの大切さも教えていただきました。自分を大切にすることは人を大切にすることであり、意識しないとできないことです。自分が今困っていること、苦しいと感じていることを他の人と共有できるかどうか。人は一人では生きられないからこそ、周りの人と手を取り合って生きていく「良い依存」を選ぶことが大切であるとお伝えいただきました。
講演後には質疑応答の時間を取っていただきました。
「友達が薬物乱用をしていた場合の声かけはどのようにしたらよいか」
「『人に頼る』ことは大事だと思うが、『自立できない』かのようなイメージを持ってしまい、中々自分の思いを打ち明けにくい。『自立』について、どのように考えておられるのか」
など、普段の保健の授業や、堀川高校の学校教育目標である「自立する18歳」と絡めた質問もみられ、学びを深めることができました。
最後に、代表生徒から講師の先生に花束とお礼の言葉をお送りしました。
高校2年生は、18歳成人を目前に控えています。この講演会を通じて、「薬物乱用をしない」ことはもちろん、社会で生きていく中でどのように他者との関係性を築いていくかを考えるきっかけにしてほしいと思います。