すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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この度は、学校説明会へのご来場、そして当ホームページの閲覧、誠にありがとうございました。「探究とは」の発表では「言葉が大切」とお話しました。17期生の学年の言葉が「葉(わかば)」であることも意識していたのですが、学校説明会当日の発表、そしてこれまで全17本のホームページ記事、どのような言葉がちりばめられていたでしょうか。
堀川高校にはたくさんの言葉があります。例えば堀川高等学校憲章の「ひとつになる 高みを目指す ひとりになる」という言葉。学年でひとつになり普遍的な考え方「型」を学ぶHOP、ゼミに分かれてそれぞれの専門的な高度な探究の「術」を身につけるSTEP、ひとりひとりがひとつの個人探究課題と半年間じっくり向き合い、探究者としての「道」を知るJUMPを言い表しているとも考えられます。17期生探究基礎委員会では、これまでの学校説明会の準備の期間は、すべて「探究を探究する」時間であると考え、時間と力を重ねて、よりよいものを創出することを求めてきました。来場者の皆様に「探究」の愉しさ、魅力を十分に感じていただくために、一字一句にこだわり「言葉が大切」というスライドに載せる言葉でも2時間近くの議論をおこないました。たかが一言にそれだけ時間をかけることは無駄のように思われるかもしれません。ですが、私たちにとってはその一瞬一瞬が探究の時間であり、かけがえのないものでした。そして当日を迎え、ご来場者の皆様にうんうんとうなずいて、食い入るような眼で発表をご覧になっていただいたとき、最後まで妥協することなく創り上げて本当に良かったと感じました。HP記事も同様です。探究基礎委員、ゼミ長の思いの賜物だと感じています。これほどまでも鮮やかな言葉が並ぶとは当初は予想していませんでした。当日の発表だけでなく、委員、ゼミ長の思いを言葉にして、時を越え世界に広がるこのホームページという媒体に残せたことを嬉しく思います。当日のスタッフの言葉や、このホームページの言葉が、誰かの探究心に火をつけるものになっていることを願ってやみません。これまでお読みいただきありがとうございました。
広報班班長 鈴木 智喜
先日は、堀川高校学校説明会にお越しいただき、本当にありがとうございました。探究フロアでの、ポスター発表や展示、探究インフォメーションなどを愉しんでご覧いただけたでしょうか。
さて、この学校説明会に向けて、17.18期生探究基礎委員および17期生ゼミ長は、数ヶ月をかけて準備を進めてきました。「探究とは」のポスター発表でもお伝えしましたが、そんな時に必ずぶつかるのは、「言葉」の問題です。今回の説明会において、過去にされた発表をそのままくりかえすだけのような発表は、一つもありませんでした。言葉は、話し手の口から飛び出しますが、話し手とは隔絶したものではなく、むしろ話し手の心を聴き手へと媒介している、話し手と密接に繋がりあった存在なのではないかと思います。ですから、スタッフの誰もが、言葉と格闘してきました。より伝わりやすい言葉は何か、どの言葉がより的確か。そこには普遍的な解答はありません。つまり、これもまた、「探究」なのです。言葉との格闘とは、自分と言葉との関係を見つめ、言葉を通じて、そこに映し出される自分自身の「心」を見出すことだと思います。来場者の皆様に、言葉そのままとしてだけではなく、言葉に込められた、「心としての」探究を少しでも感じていただけたなら、とても嬉しく思います。
また、今後、9月17日(土)には、探究基礎研究発表会が、そして秋頃には次の学校説明会が開催予定です。そこでは、違った堀川高校生から、違った言葉で、探究や堀川というものが語られます。ぜひそちらもご覧いただき、多くの視点での探究を知っていただきたいです。
17期生探究基礎委員長 若林 悠人