すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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7月29日(金)全員学習最終日の午後,1年人権学習(ケータイ教室)を行いました。佛教大学教育学部教授及び京都教育大学大学院連合教職実践研究科教授の原清治先生をお迎えして「ネット・ケイタイの現状と人権」という演題でご講演をしていただきました。
今回の講演は,まず今話題のポケモンGOの話で,生徒と対話から始まり,生徒はどんどん話に引き込まれていました。実際のコミュニケーションとネットの中のつながりとの違いや,「いじり」と呼ばれるものの被害者の気持ちを想像できたり,悪意があるわけではないネットへの投稿に対して,悪意のある書き込みをされ,問題が起こることになる可能性の存在に気付かされたり,常に笑いをはさみながらも人権について生徒たちが真剣に考える機会となった講演でした。
また,恩田校長による原先生の紹介の中での,校長からのメッセージの「傍観者になるな」(見て見ぬふりをする人間になってほしくない)という言葉の意味を様々な角度から取り入れて生徒の心に印象付けてくださいました。
生徒から「ポケモンGO」の魅力を聞かれた原先生がその答えをまず何人かの生徒に尋ねられ,原先生の答えとして「ポケモンGOの社会に与える影響について研究することの面白み」を付け加えてくださいました。そして,ネットや携帯の中では味わうことのできない状況,ある場所に一同に集まっている人たちのコミュニケーション,つまりその場の雰囲気を理解し,話に耳を傾け,そして発言をするということの面白さ大切さについて最後に語っていただきました。
今回の人権学習を通して,生徒一人ひとりがネットや携帯を通したコミュニケーションにおいても人権意識を持ち,どんな場合でも自分側から見るだけでなく相手や周りの立場でものを見ることの大切を再認識してくれたことと思います。