すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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福島・関東コース2日目は、請戸漁港で漁協の職員の方のお話を聞くところからスタートしました。ご自身も被災し、子どもと一緒に避難生活を経験されながら、漁港の復旧のために尽力されている職員の方のお話は、とても実感がこもっており貴重なものでした。
津波の後まだ水が引かず、湖のようになった請戸地区の写真を見せていただきましたが、そこにポツンと浮かんでいるようになっている建物がありました。職員の方から「これがいま皆さんのいる場所です。」と伝えられたときには、その場の時間が止まったような空気が流れていました。
請戸漁港を出たあとは福島水素エネルギー研究フィールドの施設を職員の方に案内していただきました。発電量が安定しない太陽光などの再生可能エネルギーをロスなく使うために、水素の形で保管するための研究を行っている施設でした。
今朝突然停電があったそうで、真っ暗な施設の中を案内していただくなどのハプニングもありましたが、電気の大切さを実感する良い機会にもなりました。水素エネルギーの実用化に向けたここまでの成果や現在まさに研究されている課題など、現場でしか聞けない話も多くありました。
2日目の最後はあぶくま洞の見学でした。驚くほど広い洞窟の中で、全国的にも珍しい鍾乳石や石柱などが美しくライトアップされており、神秘的な雰囲気を味わいながら歩きました。
今日は計5時間近くのバス移動がありましたが、移動中も各グループが研修先の情報に関する発表をしたり、クイズを出したりして、最後の事前学習を行いました。漫才を披露した班(組)もありました。
あぶくま洞からつくばまでの長いバス移動を終えて、2日目の研修は終了しました。生徒たちは皆元気に、本日の行程を終えています。