すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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先ほど、関西国際空港に到着。全日程を終了した今回の「台湾模擬国連」へのチャレンジについて、昨晩、メンバー5人と付添の先生方で振り返りのミーティングが行われました。
生徒たちは、それぞれが模擬国連の経験を冷静に分析しながら振り返っていました。多かった意見は、模擬国連のスピード感についていくことの難しさでした。各国の考えを汲み取ったり、即興でスピーチを考えたりと、自分が置かれている状況とそこで取るべき行動を常に考える必要があります。その難しさは、事前準備の想定をはるかに上回るものだったでしょう。
しかし、台湾の高校生たちは、途中、母国語でコミュニケーションを取る場面もありました。本校生徒はその手段を取ることができない中で、必死に食らいついた姿勢を、橋詰校長先生も大いに褒めていました。
3年生の生徒からは、「こうしたらよかったと思うことはそれぞれあるが、それはやらないとわからなかったことだ」と、この経験に大きな価値を見出した言葉が語られました。
橋詰校長先生はまず、「学校生活に戻ったとき、議論によって集団のコンセンサスを得る機会に活かせることは何か」と尋ねられました。
生徒たちは、「自分の意見を伝えることはもちろんだが、伝え方を工夫すること」「少しは意見を曲げてでも自分の考えを取り入れてもらえるように立ち回ること」「多数決は最終手段であり双方のやり取りを大切にすること」などを挙げていました。
最後に校長先生は「『これは通用した』と思う自分の強みは何か」と尋ねられました。
生徒たちは「メモ帳を使い切るくらいにメモを取ったことで繋がりが把握できたこと」、「論理的な思考力を持っていること」「状況把握・選択能力を発揮できたこと」などを挙げていました。また、「これまでは優柔不断だったが、大胆に行動することができるようになった」という声もありました。
2日間、約10時間に及ぶ濃密な時間の中で、生徒たちは大いに成長し、その成長や自分の変化に気づくことができていました。この経験、体験をこれからの様々な場面に生かして活躍してくれることを期待しています。