すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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在校生が拍手で新入生を迎えたのち、始業式が開式しました。まず、船越校長より、着任の挨拶がありました。20代の頃、東アフリカで教育の使命について考え、今も思考中である、今後またみなさんに話していきたいとのことでした。続いて、新転任の先生方が登壇し、紹介されました。その後、様々な表彰の対象となる生徒の名前が紹介されました。運動部の活躍や数学オリンピック予選への個人での出場等、多数の生徒が表彰され、新入生は圧倒されたかもしれません。
この後、校長より改めて新学期の挨拶がありました。以前に教諭として堀川高校で勤務していた際の卒業生から連絡があったことに触れ、34歳になった卒業生たちが、社会人として様々な立場で苦労や挑戦を続けているが、同窓生で集まると一気に当時に戻り、お互いの困難を仲間と分かち合うことができると話してくれたと話されました。その上で、学校という装置で学ぶ意義は、直接人が触れ合うことでしか起こり得ない作用、すなわち場の力があることだと述べた上で、堀川高校における「3つの約束」を紹介されました。
1.「学校は学びの場である」学ぶ者としての謙虚さを持とう
2.「学校は小さな社会である」生徒は小さな大人である
3.「学校は楽しいところだ」楽しさは待っていて与えられるものではない
これら3つの約束と、卒業生のエピソードから、学校は自分と他者の拠って立つところであり、苦しい時ほど他者との支え合いが大切なのではないか、と語りかけました。
その後、生徒会執行部が主体となって、対面式が行われました。最初に、校長から、27期生のテーマとなる字は「灯(あかり)」であることが紹介され、新入生代表があいさつしました。「希望とともに不安もある。支えてほしい。けれども、新たな出会いを求め、友達と助け合い、未来に向けてがんばりたい。」という内容でした。
続けて、在校生代表として、生徒会長があいさつしました。まず、学校生活の中で様々な「新たな感情」を持ってほしいと述べ、自身の探究DIVEでの経験を振り返りました。「自分はじっくり考えてサポートすることが得意だと気付いた。新たな仲間を作り、人前での行動力や発言力を高めるために、生徒会長になった。新たなことに挑戦するとき、うまくいかないこともある。そんなときは自分と距離を置き、自分を見つめ直すとよい。新入生も、悩んでいる人がいたら助け、強く真っ当な思いを大切にして様々なことに挑戦してほしい」という内容でした。また、在校生には、全員で新たな経験をし、新しい自分を見つけようと、語りかけました。
以上が、始業式・対面式の様子です。堀川高校25、26、27期生は、それぞれに新たな思いを胸に、新年度を開始できたようです。これからの一年、仲間と助け合って、いろいろなことに挑戦してほしいと思います。