すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
〒604-8254 京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2[MAPを見る]
TEL. 075-211-5351 FAX. 075-211-8975
堀川高校では、各学年で初回授業までに「学習オリエンテーション」を設定し、学年が一堂に会し、1年間の各教科の学びのねらいや方法について説明をしています。
本日は、春課題テストを終えた27期生に対して、第1回学習オリエンテーションを実施しました。学年団が自己紹介し、楽しい雰囲気で始まりましたが、濱田学年主任がステージ図(教育活動年間計画)を渡し、各教科の説明に移ると、全員が細かくメモを取り、堀川高校での学習に必要な考え方を吸収しようという雰囲気に変わりました。
「現代の日本語の背後には、古文があり、さらに漢文があることを理解し、基礎の重要性を理解して学ぶ」「数学の問題を解けて終わりではなく、なぜそうなるのかを考え、またなぜそうならないのかを考える」「単語や言語構造、思考様式が異なるが、知識と知恵にknowledgeとwisdomが対応するように人のことばとしての共通点もある言語学習を楽しむ」「歴史や地理の具体的事象が基礎なのではない、地理的・歴史的な見方・考え方(考察・構想する際の視点や方法)をもとに概念を理解することこそが基礎」「定量的な扱いを習得し、具体と抽象を行き来する化学の基礎的な理解を1年生の秋までに習得する」
新学習指導要領では、深い学びの鍵として、「見方・考え方」を働かせることが重要であるとされています。各教科10分程度の教員のメッセージには、教科ごとの「見方・考え方」が盛り込まれており、教科ごとに、その「見方・考え方」は異なる一方で、共通して伝えられるメッセージも多く、生徒たちは授業を前に真剣に学んでいる様子でした。
最後に、余白が設定されたカリキュラムのねらいや、「学びのアセスメント」の時間についての説明があったのち、各クラスに帰って、感想をまとめたり、グループで話し合ったりしていました。数人の生徒は、「中学校とかなり違うと思った」「教科ごとにいっぱい分かれていてびっくりした(言語文化と現代の国語など)」「主体性が大事だと思う」など話してくれました。また、個人の手帳に、月間の目標やメモなどを追記している生徒もいました。
明日は、25期生の学習オリエンテーションを予定しています。