すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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18期生海外研修ボストンコースでは、現地時間の3月8日(水)にボストン市庁舎を訪問し、門川京都市長からの親書を届けました。堀川高校からはボストンコース長の吉川馨音、副コース長の宇都宮翔大、海外研修委員長の星田梨瑚の生徒3名と付添教員2名(中山・竹下)が出席し、ボストン市からは市長室経済開発部門担当のJames Reginald Colimon氏ほか2名に対応していただきました。京都市とボストン市は姉妹都市協定を結んでおり、これまでも海外研修でボストンを訪問する際には市長からの親書を携えて交流し、親交を深めています。今回は残念ながらMartin J. Walsh市長が不在であったため、国際交流や青少年交流を企画運営されている方にご対応いただきました。
はじめに、生徒から堀川高校や海外研修の取り組みについて紹介しました。先方が京都について詳しくご存じであったこともあり、学校生活や京都の街並み、季節や自然について会話が弾みました。そして、門川市長からお預かりしていた親書をお渡しし、京都市とボストン市の親交を深めていきたいこと、両都市の“発展”に貢献していくことをお伝えしました。さらに、今年の8月に京都で開催する「友好都市青少年会議」についてのご案内と、Walsh市長にぜひ京都へお越しいただきたい旨をお伝えしました。「青少年会議」についてはボストン市でも準備を進めているということで、さまざまな国・都市の若い世代が活発に交流することの意義と可能性を、熱くお話し下さいました。Walsh市長は“若い世代の可能性”に大きく期待し、多様性と持続可能性の観点から様々な施策を実行しているとのことでした。
このやり取りが行われた部屋は、都市計画に関する部署の応接スペースで、ボストン市街地をかたどった木製のミニチュア立体地図が置かれているところでした。地区ごとにどのような都市計画をもとに市政を設計しているか、模型を指さしながら教えていただきました。次に、階下の部屋へ移動し、「もし100万$あったら、この街の発展のためにどんなプロジェクトを行う?」という問いをもとに、アイデアの交流を行いました。これはボストン市で実際に行われている若い世代を対象としたプログラムで、そのキャンペーン用の限定パーカーをプレゼントしてもらいました。若い世代の多彩なアイデアが、これからの社会と街を創造していくためにどれだけ重要なのかということ、また若い世代が当事者意識をもって社会と街に参画していくことの必要性を感じられる機会になりました。
予定していたよりも長い時間ご対応いただき、生徒にとって濃密な経験ができました。ここで得られたことを海外研修から帰国後、再度、門川市長のもとを訪れ、学びを報告します。
写真上)市長訪問記念
写真中)親書をお渡し
写真下)パーカーのプレゼント