すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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本校2年生の梶谷拓未くんが、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」でタンザニアに14日間滞在し、自分の可能性に挑戦をしてきました。梶谷くんの留学計画は「世界の生の姿を見、自分に何ができるのかを知る」です。最貧国の1つともされるタンザニア。日本人がほとんどいなく、また日本とは人種や文化などが全く異なる地に滞在しボランティア活動に取り組みます。現地の人々と関わりをもちながら、今の自分や将来の自分について考える時間を過ごしてきました。
帰国の途に就いた梶谷くんから報告が届いたので紹介します。
僕は、将来自分に何ができるのかを考えることを目的として、ボランティアとして東アフリカのタンザニアへ約2週間滞在しました。
北部の都市アルーシャ郊外にある孤児院で子供たちと一緒に生活し、平日の午前中に敷地内の「学校」で3-5歳等を対象に数字やアルファベットなどを教えたり、一緒に遊んだりと、教師の補充人材として活動してきました。それ以外の時間には、畑仕事や家畜の世話、家事や手芸など、アフリカの暮らしや文化を堪能してきました。また、現地の国立小・中学校も訪問させてもらい、タンザニアの教育の現状を目のあたりにしました。
裕福ではないにも関わらず心からのおもてなしをしてくれる孤児院の運営者や関係者、「mama(スワヒリ語で「母」。子供たちと生活し、面倒を見る女性がこう呼ばれていた)」たちや子供たち、歩いていると話しかけてきて助けてくれる街中の人々などとの関わりを通して、タンザニアの魅力に引き込まれ続ける毎日でした。
僅かな時間でしたが、現地で何が必要とされていて、それに対して自分に何ができるのかを多く感じることができ、将来について考えるかけがえのない経験となりました。更に、この経験から学んだことを周囲に共有・還元し、タンザニアの魅力や留学の魅力を伝えられたら、そして同じような志や悩みを持つ人の力になれたらと思います。
この留学を応援してくださった皆さん、現地でお世話になった方々、本当にありがとうございました。
上:敷地内の「学校」(実際に学校として認められた組織ではなく、
部屋が2つの小さな建物に子供たちが集まるだけのもの)での活動。
中:畑仕事(maize(トウモロコシ)の取り出し作業)
下:国立小学校の訪問