すべては君の「知りたい」からはじまる
普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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2年生の盧さんは、京都市立高校海外短期留学支援を活用し自分の可能性にチャレンジしてきました。
私は7月8日から7月30日まで3週間、カナダのトロントにて語学留学をしました。1人用の留学プログラムだったので、語学学校に通っていた時間以外は全て自由行動で、毎日自分で予定を立てて行動していました。短い3週間でしたが、本当にたくさんのことを学びました。今まで気付いていなかった大切なことや海外でしか学べないことなど、数え切れないほどです。
その中から、1人で行ったからこそ気づけたことを2点だけ紹介したいと思います。
まず1つ目について。トロントは移動が便利だと聞いていたのですが、バス停がバラバラで見つかりにくかった上、時刻表も無かったのでいつも道に迷ったり遅刻したりしました。道を尋ねるといつも親切に教えてくれた人々がいなかったらと思うと今でも怖くなります。外国で1人で道に迷うという状況は想像以上に心細いです。だから、日本で外国人観光客に道を聞かれた時は無視せずに笑顔で教えてあげると、それだけで気持ち良く観光ができるのです。
2つ目。毎週新しく生徒が入ってきて嬉しい反面、仲良くなった人たちが帰国してしまうのはとても悲しく、その人たちと過ごした一瞬一瞬がとても大切に思えました。 今まで海外に行った時も別れの時は寂しかったけど、一緒に日本まで帰る人が居て、会おうと思えば会えたのであまり時間の大切さに気づけませんでした。しかし今回は出会った皆とお別れだったので、それが身にしみて分かりました。これからは毎日、出会いと時間を大切にしていこうと思います。
高校生のうちに留学に行くことができて本当に良かったです。大学生活でやりたいことが増え、何のために勉強しているのか見えてきた気がします。また、出会った人々全てが友好的なわけではなかったけど、海外の人々の優しさに触れたことで英語を話すことへの抵抗が弱まりました。
実は、私はトビタテのプログラムにチャレンジしましたが、うまく行きませんでした。それでもどうしても留学に行きたくて両親にお願いしたところ、「やりたいことをやって後悔のない高校生活にしなさい」と背中を押してくれました。そんな両親と、今回の留学でお世話になった方々には本当に感謝しています。学んだことを無駄にせず、今後の成長の糧にしていきたいと思います。
写真上:語学学校3時限目のクラス(スペイン語圏の人たちが多かった)
写真中:ホームステイ先の近くの町並み
写真下:放課後に何度も行った、カナダ発祥のティーショップ"DAVIDsTEA"(手に持っているのはメープル味)