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普通科・探究学科群(人間探究科・自然探究科)
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9月21日(木)、本校の自主ゼミの一つであるGAP(Global Academic Project)が、京都市環境政策局地球温暖化対策室と、12月10日に開催される地球環境京都会議(KYOTO+20)に向けた事前ミーティングを行いました。
KYOTO+20においては、GAPが運営し開催された「京都市友好都市青少年会議」(8月2~4日)の3つの分科会の内、「環境」の分科会が発表する予定です。今後の世界を担う世代として、環境問題にどのような意識で会議に取り組んできたのか、今後に対する思いも含めて発表されたいとの話を、温暖化対策室の方から頂きました。多くの著名人、パネリストが集うKYOTO+20での発表に向けて、GAPは準備を進めています。
行動プランを紹介します。
「GAP 友好都市青少年会議 行動プラン要約」
去る8月2~4日に行われた「京都市友好都市青少年会議」(堀川高校GAPが会議全般を運営)では、3つの分科会(「文化」「環境」「グローバル」)がそれぞれ行動プランをまとめました。策定後、細かな修正を加えて完成した行動プランの要約は、以下の通りです。
□文化 テーマ「伝統産業の現状 〜後継者育成〜」
伝統産業の後継者問題の解決にSNSを活用する。伝統産業の職人を京都市の協力のもとリサーチし、各工房にもヒアリング調査をしつつ、工芸品、あるいは個別の工房のPRをTwitter、Instagram、Facebookで行う。また、工房の地図を作って公開することで、国内外の観光客がより多く訪れるきっかけとし、伝統工芸品そのものへの認知度を上げる。そのうえで、高校生と留学生という若い力でPRを行うことで、若い人材が伝統産業に興味を持つきっかけとする。また、留学生という他者の視点も入れることで、第三者の目から見ても魅力的なPRとなるようにする。
□環境 テーマ「京都市の宿泊施設における環境への配慮とおもてなしの両立」
環境への配慮の取り組みについて、京都市内の宿泊施設に対して提言を行う。環境に優しいシステムの導入や、環境に良くない一部サービスを選択制とすること、環境への配慮の意識が高い客に対してポイント制で優待を与える仕組みの導入などが挙げられる。さらに、その結果も踏まえて、京都市に対して提言も行う。これは、環境に配慮した取り組みを行う宿泊施設の宣伝やそれらに対する優遇制度の確立、それらの利用を促す公衆教育の推進など、会議で挙げられた項目をさらにブラッシュアップして提示する。
□グローバル テーマ「外国人観光客にやさしい観光地とは」
外国人観光客向けの観光案内地図を作成する。「ATM・病院」、「伝統文化に関する施設」、「レストラン」の3つにレイヤー分けして作成し、外国人観光客が不自由を感じずに旅行を楽しめるようにする。「伝統文化に関する施設」については、「文化」の分科会との連携を模索することで、横のつながりを維持できるようにする。また、留学生の視点が入ることで、外国人観光客の求めるニーズに合致した地図を作ることができる。
写真は、GAPと京都市国際化推進室・温暖化対策室 「KYOTO+20」に向けた合同会議の様子です。